アララト 誰でもない恋人たちの風景 vol.3のレビュー・感想・評価
全4件を表示
静かな、焦れったい映画
画家を志して仕事を辞めたが、若くして半身不随になった夫とそれを支える妻の物語なので、作品のモチーフとなっているオリーブの木のように静かにストーリーが進む。描き方によっては劇的になるはずの出来事すら静かに進行する。
半身がまだ使えるなら、早く画筆を取って妻のヌードを描けよと男に言いたくなる、焦ったさが全編に渡ってある。この映画に見る価値があるとすれば、それは主演の行平あい佳の演技に尽きる。清楚な顔立ちで、夫に尽くす健気さが見ていて切なくなるし、触れ合いがテーマの映画なので重要なセックスシーンも体を張って好演しているし、カメラもそれを美しく撮っている。
一方、半身不随と言っても症状は色々だろうが、私が知っている例はもっと顔が歪み、行動ももっと不自由だったので、夫が喋り過ぎで、半身不随とは思えない感じがあり、そこに感情移入ができなかった。健常者が演じるのは難しい役だが、正直なところ、夫の姿への違和感がこの映画に高評価を付けにくい材料である。
行平あい佳さんに浸った
越川道夫監督の「誰でもない恋人たちの風景」シリーズ第3弾。2作目は未見。
.
これはサキちゃんと画家の夫スギちゃんの物語。スギちゃんは数年前に倒れて左半身が麻痺し、絵を描かなくなった。サキちゃんは深夜のファミレスで働き、スギちゃんがまた絵を描くことを願った。
.
スギちゃんを演じたのは自身も左半身に麻痺を抱える荻田忠利さん。
.
これは結構重かった。嫁さんに依存して生きていくのって辛いもんなぁ。
.
特筆すべきはサキちゃんを演じた行平あい佳さん。どんなけんでも見ていられる稀有な存在だ。そう言えば日活ロマンポルノで一世を風靡した寺島まゆみさんの娘さんでしたね。素晴らしい女優さんです。大好きです。
脚本イマイチ
監督の意図がよく分かりません。
バイト仲間との絡みはいりますか?
スギちゃんは、強いですね!
サキの指が、とても綺麗でした!
一人では生きて行けない人がいることは、理解しました。
リモート舞台挨拶でしたが、MCが最悪!急遽入ったリモート舞台挨拶により、終演時間が21時になることを伝えろ!
全4件を表示