「映像は好き。」Arc アーク せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
映像は好き。
プラスティネーションという死体を生きていた時の状態のまま保存出来るサービスを提供する会社に雇われた少女が、不老不死の処置を受けることになる話。
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構成は主人公が19歳、30歳、不老不死の施術後とにわかれてるので、その章ごとに映像の雰囲気が変わっていく。序盤のアートな雰囲気から後半の白黒、こういうの邦画ではあんまり見た事ないから好きだったな。
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そして、劇中に2回めちゃくちゃ一般人っぽい人達がドキュメンタリー調でインタビューを受けてるシーンがあるんだけど、内容的には絶対演技なんだけど一般人がリアルにインタビューを受けてる雰囲気そのもので、その後の役者さんの演技が逆に不自然に見えてしまうという。良いのか悪いのかは分からないけど、私はおっ!って思った。
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もし不老不死が実現したらというシュミレーションも割とよくできてたと思う。その上で観客が自分はどう生きることを選ぶか考えさせるような作りにはなってるけど、私は前半のちょっとSFチックな雰囲気が好きだったので後半ジャンルが変わってヒューマンよりになってしまうと不老不死への興味が薄れちゃったな。
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芳根京子ちゃん、10代90代の時は良かったけど、30代だけやけに不自然だったなぁ。
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