「成功しているかは、なんとも言えない」Arc アーク なおさんの映画レビュー(感想・評価)
成功しているかは、なんとも言えない
原作は読んでるはずだが…ヤダ、うそ、覚えてない。
冒頭の説明しない始まり方、好き。序盤は映像の強みを生かした感じで、少なくとも私はこういうものを見たことはなかった。
中盤から後半は、社会の変容あるいは種としての変容は置いておいて、主人公含め個人の選択に焦点を当てる感じ。
未来感ないと言えばその通りだが、そういう環境であることは見て取れるので、許容範囲だった。原作もそこは目指していないのだろうし。
ところでArkならまあ納得なのだが、なぜArcなんだろう。
そして今日たまたま部屋の中から原作が発掘されたので再読。ああ確かに読んでいたわ、これ。そうかだから弦もない円弧なのか、と腑に落ちてスッキリ。そしてそうなると映画版の最後から二番目の時期から、最後の時期へ至るまでの変化がちょっと難しいところ。一人称の小説ほどは説得力というか納得感が無いのかということに納得。逆にプラスティネーションは映画版でのさらなる工夫が光っていた。
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