「新薬研究者の内輪もめ」ORIGIN オリジン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
新薬研究者の内輪もめ
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スェーデンの医療サスペンス・ドラマ。ドラマは遺伝子工学を研究する3人の大学生とパワハラ三昧の傲慢な教授しか出てきません、予算の都合でしょうかね。女学生のジュリアの恋人エリックが末期がん、ジュリアは助けたい一心で研究中の血清を注射することで奇跡的にがん細胞を死滅させることに成功、ここまでは人類を救う天才科学者のお話かと思いましたが、そうは問屋が卸さず次々と妙な副作用がエリックを襲います。
それからは精神錯乱を起こしたエリックと教授の鬩ぎあい、ジュリアの研究者仲間のレベッカも死んで一人生き残ったジュリア、さてどうなるのでしょうか・・。
アンドレアス・クリメントと アンドレ・ヘーデトフトのコンビが製作・脚本・監督と独占状態、二人は短編が得意らしく本作はチャレンジングな長編製作だったようです。
かなり作家性が強く観客がどう思うかは二の次でやりたい放題、意味の分からない内輪もめばかり長々と見せられても困ります。
遺伝子操作の新薬は今まさに医学界の注目で、倫理的な側面から注意喚起しようという社会派医療ドラマを目指したのでしょうか・・、コンセプトは理解できますが演出、脚本の未熟さを禁じえません。
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