「108分でも長い。閉鎖的空間でこちらも行きつまる。」CUBE 一度入ったら、最後 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
108分でも長い。閉鎖的空間でこちらも行きつまる。
よく108分を持たせたというか、一部菅田将暉等の痛恨の過去の回想描写除き、基本キューブからキューブは渡り歩く。
偉そうな会社役員、社会に弾かれたフリーター、若手エンジニア、緊急の家族の事情を抱えるリーダー格の整備士、パッとしない中学生。女性の団体職員が、突如目が覚めると四角のキューブ上の建物へ。
社会で苦しいコンビニフリーター、岡田将生と、会社の序列威張りをこの状況下で示す吉田鋼太郎演じる役員。そりゃ合わないわなー。極限下だから凶行が起きるのもわかる。
斎藤工の整備工がリーダー格なんだが、数的思考でエンジニアの菅田将暉も悪戦苦闘。
さて、この謎の構造物から抜け出せるのは誰でしょう。それ書いてしまうと、全部のネタバレになるから書けない。
元々あった外国洋画のリメイク。
最大の難点はその尺1時間30分ちょうどで良いんでないの。この閉塞不可思議状況少し長かったかな。
人間極限下におけると本性現れるし、人皆それぞれ背景がある。それはわかりました。
ただ、単調な描写なので寝落ちする可能性あり。
ところでなんの意味?このキューブ。それからして理解不能。まあ深く考えてはいけないね。
結局は菅田将暉主演。予定調和。
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グレシャムの法則さんのコメント
2021年10月25日
丁寧なコメント、ありがとうございます。
私自身が元々弱い人間なので、自分より強い人の中で、なんとか生き延びる方法について、映画を見ながらいつのまにか考える習慣がついているだけだと思います。なので、あらためてじっくり考えると結構、お恥ずかしいという感じもあるのです😅