「ロシアとウクライナの指導者には歴史を学んで貰いたい。勿論、我々も同様だ」愛と闇の物語 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ロシアとウクライナの指導者には歴史を学んで貰いたい。勿論、我々も同様だ
『イスラエル建国と言う まさか の展開で、何千年も故郷を求め続けたユダヤ人の熱意が、燃え尽きた。』
さぁ、この言葉を詭弁と見るかと言う事だ。
イギリスの都合によって、アラブとユダヤは、中途半端に独立する事となった。イギリスの二枚舌外交は世界史で習う事だろう。
さて、事実か?
偽りではないが、しかし、まだ問題は継続しているのでそれを語りたくないが、もっと奥は深いと思う。語りすぎるとナチと言われたり、ユダ○陰謀論と言われ、レビューは削除される。
さてさて、この映画は、建国に関してのナタリー・ポートマンの自虐的歴史観だ。賛同はするが、数々あるアメリカ・ニューシネマの反ベトナム戦争映画の様になっている。つまり、パレスチナ側からは一切描いていない。一人のユダヤ人女性が悩みながら自虐的に死を迎えるが、その裏で、何万人ものパレスチナ難民の露頭に迷う歴史が、この映画では無視されている。
では、虚偽を語るプロパガンダ映画なのか?一つ言える事は、この映画を見るまでもなく分かる事だが、イギリスやアメリカ、そしてドイツによるウクライナに対する武器供与は、イスラエルに対して武器を供与したアメリカの行動と同じだと言う事だ。また、イギリスが『難民をルワンダへ』と言う考えと、シオニズム(イギリス人から見たシオニズム)がそっくりと見るべきだと思う。つまり、歴史は繰り返すのである。
ナタリー・ポートマンのイデオロギーは間違っていない。日本でも演者や芸人が監督する作品があるが、あまたの日本人芸能人と比べれば、自己表現のしっかりした女優だと感じる。ナタリー・ポートマンはユダヤ人としてのアイデンティティを持った演者だと言えるかもしれない。
但し、
『女がみんな優しくて正直とは限らない』最後はそれを言いたいのかなぁ?
キブツへ向かうトラクターに乗る息子と父親の再会の場面を見て、この映画が初見で無いと知る。すっかり、見たのを忘れていた。
2021年2月 有楽町ヒューマントラストだった。