「毒グモの様な町」愛と闇の物語 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
毒グモの様な町
1945年からエルサレムで幼少期を過ごしたイスラエルの作家でジャーナリストのアモス・オズの昔語りのお話。
まあ、アモス・オズという人を知らないで観た訳だがw
迫害されて両親と共にヨーロッパからエルサレムにやって来たユダヤ人のアモス。
殺伐とした作家となった父親と、文学的思考をもつ母親のもと、過ごした幼少期。
即興で物語を作って話をしたりって凄いね。
子供のいない夫婦に貸し出され、トラブルになってしまったり、戦争が激化して精神的にも肉体的にも弱っていく母親を目の当たりにしたり、夢や想像の物語を絡めながらみせていくけれど…。
確かに重くるしい世界観や悲観的な様子は伝わってくるし、救いの無い話は好みな自分だけれど、特段衝撃的なことはないし、淡々と、モッサリとした印象で、あまり刺さらなかった。
ナタリー・ポートマンはやっぱり美しくかった。
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