アオラレのレビュー・感想・評価
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途中までは最高に面白いのに…
最初がいきなり殺人と放火から始まるぶっ飛んだ映画で、テンポもいいしラッセルクロウの熱演も最高でハラハラドキドキしますが、おばあちゃんの家に向かい出してからの失速感が凄い。途中から監督変わったのかってくらいつまらなくなった。
なんも悪くない弁護士や弟の婚約者は殴られて惨殺されて血まみれなのに、ラストで主人公は殴られまくっても顔も腫れず鼻も折れず綺麗なお顔のまま。普通あんな大男に全力で顔殴られたら重傷でしょう。
作戦通りやればうまくいくから…!という親子の会話にワクワクしていたのに作戦がお粗末すぎてびっくり。しかもせっかく見つからなさそうな場所に隠れている子供に話しかけて殺人鬼に子供の居場所を教える無能な母親。死んでいい。
犯人の車を追い越し見つかる親子。警察がいるからってなぜそんな馬鹿な真似を…。
目立つ赤い車からかたくなに降りない親子。いや徒歩で隠れながら逃げれば絶対犯人に見つからないよ…。
あれだけの死者が出たのにすごいあっさり終わってなんかもったいない映画だなと思いました。名作になりえたのに。
でも途中までは本当に面白いのでこの星の数です。
フラグ乱立
いやー楽しみにしてました。当初この時期に公開される洋画の一本くらいの認識しかありませんでしたが、続々延期していき、今作の予告編がちょいちょい流れはじめました。思いっきり車を潰す描写に心奪われました。
初日の最終上映に滑り込みで到着し鑑賞。半分埋まってないくらいなのが少し寂しかったです。
予告の時から思っていたのですが、ラッセル・クロウが「アオッテンジャネェ!」と言っていましたが、いや主人公もじゃね?と思っていました。本編はその通りで、主人公レイチェルが朝から起こる理不尽に腹を立てて、男の乗る車が進まないことにイラつきまくり、礼儀のなってないクラクションを鳴らします。これに男は御立腹。でもちゃんと大人の対応をします。ただレイチェルがいけなかった。謝りもせず、悪びれもせず、めっちゃ逆ギレ。これは煽り合い合戦だなとジェットコースターに身を委ねました。
そこからは男とレイチェルのカーチェイスになります。まぁまぁ激しいですが、全然許容範囲のものです。予告で思いっきりカップでぶん殴られてたのですが、本編では斜め上をいくボコボコっぷり。客前で遠慮なく指を折るし、パンケーキ用のナイフで首をグサっと。あんなに人前で殺していいんか?とは思いつつボルテージは上がりました。
レイチェルはかなりの下衆で、男が無差別に殺そうとしている時に誰を殺すか問われた時に美容師として仕事をしている時の客を突き出すという行為に走ります。あぁ〜レイチェルうぜぇ〜と思いつつ、男は普通に裏をかいて弟の元へ向かいます。序盤で家賃を支払っていないのに同居している確殺弟の彼女がボコボコにされており、弟が持っていたナイフに彼女を思いっきりドーン!ドーン!で死にます。なんか笑えました。
最終決戦に至るまでの流れも中々の暴れっぷりで、パトカーは潰すわ、他の車なんて気にせずぶっ飛ばすわでやりたい放題の男がレイチェルが何故か逃げ場に選んだ祖母宅で対峙します。男は何度も死にかけますが、結構タフなので並の車の横転じゃビクともしません。部屋の中のものをぶっ壊しながらも、序盤からの分かりやすい伏線でポケットに潜めていたハサミで目を突き刺して蹴りで思いっきり目の奥までぶち抜きます。「あんたへの礼儀よ!」っていやいやいや、原因あんただよ!って思いっきりツッコんで終わりです。チャンチャン。
タイトルはかなり良いなと思っていましたが、主人公も完全な被害者というわけではないので、観終わったあとはこのタイトルに首を傾げてしまいました。まぁ景気のいいものが見れたので良かったです。
鑑賞日 5/28
鑑賞時間 16:10〜17:50
座席 I-7
煽ってしまった相手が最上級にヤバい奴
一ツ橋ホールにて試写会鑑賞。
主人公のレイチェルは離婚成立を控えまだ幼い一人息子と暮らす。普段から時間に余裕がない生活を送っていそうに見えるレイチェルはこの日も時間に追われた生活を送っている。
渋滞に巻き込まれ息子の学校への送りも遅れ、自身の出勤も遅れそしてクビ通告を受ける。
精神的にもイライラしそしてラッセルクロウを煽ってしまう。
ラッセルクロウは冒頭で離婚して別れた妻とそのパートナーを殺害し家を焼いたところが描かれている。本人も死ぬ覚悟であったのだろう。
そのためか青信号になっても気づかずレイチェルにクラクションで煽られてしまう。
失うものがないラッセルクロウはそこで再度殺人鬼となる心の熱が高まりレイチェルを追っかけ殺す事に必死になる。
またラッセルクロウは離婚を突きつけられた立場であり、離婚を控えるレイチェルを元妻と照らし合わせてさらに殺意を高める動機作りは単純明快で見やすい。
基本的にはきっかけがクラクションでの煽りってだけで後は殺人鬼であるラッセルクロウからレイチェルが逃げる話である。
カーアクション中心に派手に追っかけてくる事もあってか、あまり怖さや張り詰めた緊張感はない。
ただこのタイプの新作は昨今は中々見れない事もあってかまぁそれなり以上に楽しめる。
冒頭にアメリカ国内でも煽り運転が社会的問題となり、その原因として日々のストレスやそのストレスは格差社会によるものではないかという描写がある。
ただあまり煽り運転という社会的問題にフォーカスを当てた作品ではない為その辺りを期待しすぎると肩透かしを食う可能性はあるため注意。
日本国内の場合煽り運転者がそのまま犯罪者と化すケースをよく目にするがアメリカでは煽ってしまった事をきっかけに煽られた側がその喧嘩を買って事故になるケースが多いのかな。この作品を見るとそのように感じさせられた。この辺は国民性の違いだろう。
また余談になるがTOHOの予告ではラッセルクロウが「煽ってるんじゃねーよ」と吐きナレーターが「お前が言うな」と言うやりとりを目にしたが鑑賞後だとこの「お前が言うな」というツッコミは違う。
実際ラッセルは煽られたわけだからね。煽ってんじゃねーよがまさに殺人行為の引き金になったわけだからそこは改めて見ると違和感を今後も覚えそうだ。
予告では少し煽り気味なところも感じるがアクション映画としては十分に楽しめる作品である。
それにしてもラッセルクロウはだいぶ太ったな。
#26 アオリというよりサイコ
イライラしてあちこちで諍いが起きてるのは日本だけじゃないのね。
日本に比べたら道路が広くて人口密度も低いのにアメリカでもアオリ運転があるなんて。
スピルバーグの『激突』みたいな内容かと思ったらもぅとサイコな犯罪者が主役で、主人公以外の周りの人たちがどんどん死んで行く。
正直観てて楽しい内容じゃないから、観る人を選ぶ作品かも。
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