アオラレのレビュー・感想・評価
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クラクションは軽く短く!
今話題の煽られ運転の映画かと思っていたらかなり怖い本格サイコスリラー。
主演の犯人がまた怖そうなラッセル・クロウなので予想以上に恐怖感を味わえました。
出だしから衝撃的な殺人犯罪シーンから始まるので単なる運の悪い女性ドライバーの話で終わりません。
しかしこの女性ドライバーにも最初の対応でいくつか自己弁護的な過ちがあり見てて興味深かったです。
現実に煽り運転トラブルを回避するのはかなり難しいですがクラクションの鳴らし方ひとつで相手が暴力的になる場合もあるので勉強にはなります。
薬で感情を抑えて殺人をも厭わない暴力的な面がある一方で、携帯電話の情報を見て計画的に行動したりと犯人の設定にかなり無理があるのですが、
ラッセル・クロウの怖い顔の演技でリアル感は十分でした。暑い今の時期にヒヤリとしたい人はぜひご覧ください。
日頃運転してる方はクラクションは軽く短く使いましょう。
クラクションを我慢する勇気も必要
クラクション鳴らして怒られる話
ラッセルクロウがこんな巨漢に!
予告編を見た時から期待はしてないけれど、こんな姿になったラッセルが見たくて鑑賞しました。
「ナイス・ガイズ」でもあれ?ラッセル一回りデカくなってね?とわおもってたけれども、本作はさらにデカくなってる気がする。
もはやジョングッドマンなみの巨躯ですよ。
ラッセルは色んな役を演じてきましたが、今回のサイコっぷりはなかなか見ごたえありです。
冒頭のセリフのない3~4分のシーンは怖いし、ラッセルの目つきがもう凶悪すぎてもしかして良作かもと思いましたが、残念、普通の映画でしたね。
予測不能ってほどでもないし、主人公を同情する気にもあまりなれない。
現代社会はだれもがストレスを溜めていて、いつ爆発するかわからない。その爆発に巻き込まれた人の話なわけです。
ストレス社会の爆発映画としては「フォーリングダウン」がありますね、コメディのようなシリアスのような映画でしたが最後はちょっと切ない余韻に浸れる映画です。
よきせぬ相手の感に触って大変な事になるといえば「ヒッチャー」もありますね。これも不気味な余韻がある。
しかし「アオラレ」余韻とかない、事件解決で終了、思いを巡らすまでもない。共感とか同情とかがわきずらい作品だったように思います。
映画終わってエンドテロップ流れた瞬間に私の見ていた劇場では9割くらいの人が速攻で帰ってました。
その気持ちはわかる、だって盛り上がりとかスリルが足りないんだもの。
ラッセルはもう破らかぶれで犯行をしてるし、主人公は逃げ切れる状況が何度かある。
そもそも、時間が解決する話なので(警察的な意味で)あんまり緊張感がないんですよね。
真昼の都会で人も多いはずなのになんだか登場人物が少ない、一般市民が記号的でしかない。
都会の人は他人事には無関心だからまあ表現的には問題ないのかもだけど。
警察が捜査し追跡するよりも早く犯人は行動してるわけで、犯行から逮捕までの時間は決して短くない。
その短くない時間で追われる主人公はさぞ怖いでしょうが、映画を見てる私はその時間が理解できずにスリルを味わえなかったのかもしれない。
「ウトヤ島、7月22日」って作品がある。平たく言うと夏合宿の島でテロが起きて警察が来るまで地獄のかくれんぼをする話。
この作品は上手に警察が来るまでの時間がスリルとして使われてた。大変怖くて面白い映画だ。実際の事件を基にした映画だから面白いは不謹慎だけれども。
「アオラレ」は「激突」と「ヒッチャー」の要素を受け継いだ作品のはずなのに、良作のいいところを省いたような印象です。
ラッセルの見るも無残な体系と狂気演技を見るためと割り切って鑑賞するのがいいかと思います。
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劇中セリフより
「本当の不運を教えてやる」
不幸は教えるより共感して助け合った方がいいですね。
明日は我が身、お互い様の精神で日常を乗り切れればいいのですが…
映画の後はアオラズ運転で帰りましょう。
アオリ運転と言う日常的な恐怖に加え、追いかけてくるのが、グラディエーターから今やどすこい体型のラッセル・クロウだけに、恐ろしさはニバイ、ニバーイ!お話し自体はシンプルなだけに、車から降りても人目を気にしないラッセルの暴走キャラの怪演でもっている感じです。一方で、被害者側の女性が結構だらしなく自己チューな性格なんで、イマイチ感情移入しにくい所もあります。ラッセルの演技力は横綱級なのはよく分かったので、ぜひ次回作では体型はミドル級でお願いします。
サスペンスフルだが何か古い
ドキドキするサスペンスだが、以前観た事ある感覚とこの物足りなさは何だろ。タイトルまんまで話は単純、捻りも何も無いストーリー。犯人キャラが最初からあからさま故に、怖いという感覚はあまり感じなかった。サイコパスでは無く、キレまくっての開き直りタイプの凡人な犯人だから、詰めも甘いし行動も読めちゃう。ならばいっそ残酷殺戮シーンや異常行動を振り切り、RG15レベルまで上げたエログロ映画にして欲しかったかも。
クラクション煽りと言えば、往年の傑作でありスピルバーグの出世作(元々は米でテレビドラマ)『激突』と比較しちゃうが、該作のような得体の知れないトラッカーに追われる作品の方が数段怖い。
ラッセルクローの驚愕体型がショックと同時に不憫に感じ、その辺りも気持ちが乗れなかった。
あと、冒頭の記録映像の方がドキドキした。
アオッテンジャネー!
予告編のセリフには思わず笑ってしまい、ラッセル・クロウに何やらせてんだ!と思いつつもやはり観に行ってしまいましたw
「激突!」、「ヒッチャー」に並ぶカーサスペンス!
とにかくラッセル・クロウがめちゃくちゃ怖い!
運転免許更新の講習はこの映画がいい!あおり運転、うるさいクラクションは絶対減ると思います💦
ほぼホラー。
激突、的なはらはらドキドキ感はなし。ひたすら勢いだけでぐいぐいひっぱる単純明快な作品。サイコパスなうえジェイソンのごとく死なないラッセルクロウはもうホラー。90分、いろんな被害者巻き込みすぎなぎゅうぎゅう詰めな仕上がりでした。
ラッセル・クロウ‥
確かにラッセル・クロウは異常
しかし日本の煽られ運転手に比べ、劇中のお母さんお前にそもそも原因が〜と言いたくもなる
結構、犠牲者出てますよ〜とも
ラッセル・クロウ貫禄出過ぎ、確実に「ナイスガイズ」より巨大化してるよね⁉(役作りだと思いたい)
うーむ…
スピルバーグのデビュー作「激突!」的なのを期待して観たためか、ただのサイコに付き纏われるだけのスリラー的要素もサスペンス的要素もなく、しかも主人公の女性のだらしなさや、頑なな態度に全く共感できず…
眠くもならないけど、ハラハラドキドキというわけでもなく…
なんとなーくスッキリしない映画でした。
変なタイトル
原題がUnhingedで、気が狂ってるとか錯乱してるとかそういう意味みたいでまさにピッタリなのに、アオラレってタイトルにしちゃうところがセンスのない日本だなぁと感じますね。
まあ、予告のラッセルクロウには笑えましたが。
この、イカれ男、オープニングからヤバさ全開でこいつを主人公の女の人が煽るのかと思うともうその時点からドキドキが止まりません。
でも、厳密には煽ると言うより至極真っ当なクラクション。
謎理論を展開するラッセルクロウを怒らせたからもう大変。
色々バックボーンがあって気が変になってるとは言え、ちょっと逆恨みしすぎな気がする。
周りを巻き込んで犠牲者もたくさんでるけどあんだけの事しててもあんな自由に野放しなのは、警察の無能ぷりにビックリします。
ラストはスカッとするね。ざまぁ!って思った笑
相手が変な運転をしててもこちらは大人になりましょうと言う教訓のような映画、息子のがまともな事言ってましたね。
けして他人事ではないスリラー。
単なる煽り運転たけで90分の映画がもつのかという疑問は吹っ飛び、予想以上の展開にノンストップでハラハラドキドキとさせていただきました。
クラクションを鳴らしたがために地獄のような事態に。。。こんな些細なきっかけによるトラブルは他人事でなく自分の身にも起こるかもしれないという恐怖に襲われました。
眼のすわったラッセル・クロウがほんとうの狂人のようで怖かったです。
パンパンに太ったラッセルが怖い!
人生はストレスの連続だ。仕事で辛い思いをし、家族は時に悩みや困難に寄り添ってくれるどころか、突き放したり煙たがったりして人を孤独や絶望に追いやる。それがMAXに達したのが、この映画のラッセル・クロウ(苦労)。離婚や失業で精神不安になり、鎮静剤をがぶ飲みして身も心もボロボロ。
医者に処方してもらった中毒性のある精神安定剤を過剰摂取して精神が崩壊する人がアメリカにはたくさんいると聞くが、まさにそんな感じ。
日雇い仕事でお金がない中、離婚と財産分与、母親の介護、子育て、働かない弟とその彼女をお金がないのに家に住まわせて面倒をみているカレン・ピストリアス扮するレイチェル。ラッセル・クロウとタイマンをはれるくらいのストレスを抱えている。
そんなある日、ボロボロのボルボで息子を補修授業のために学校に送り出してから日雇いの美容院に向かおうとしたら、休日のため道路はあちこちひどい渋滞。ストレスが瞬間的にボルテージを上げてしまったところに、出会ってはいけない奴が青信号なのに交差点で立ち往生していた。
ストレスがストレスを生み、積み重なった結果、パンパンに膨れたストレスは全く関係ない人への八つ当たりという道をたどり人を命の危険に導いていく。ストレスがMAXの人は全く関係ない人にタイマンをはりたがる。特に車の運転中は、それがよく起こるし、日本だけでなくこの映画のようにアメリカでも起こるし、はっきり言って世界中で起こっているはず。
そして、この映画でもっとも適切にストレスを表現しているものといえば、なんといってもラッセル・クロウの尋常じゃない出具合の腹。パンパンになった痛々しい腹。この映画の役のようにストレスが原因でやけ食いしたからこうなったようにしか見えない。(役作りで太ったわけではないと思うけど、見事にこの映画にマッチした太り方)
この映画は、はちきれんばかりのストレスでぶくぶくに太った狂人という珍しいキャラクター像を生み、狂人像に新境地を切り開いたといえる。
ラッセル・クロウの腹がストレス社会の全てを物語っている。
ストレス爆発対決だな。
アオリ運転映画と言えばやはり「激突」を思い出しますね。それはさておきだいたい予想通りの展開でしたね。
ラッセル・クロウのサイコぶりサイコー。
そして案の定遅れてやって来る警察はサイテー。で、男に立ち向かう勇気は認めるけど
男のターゲットにクビにされた顧客を教えるレイチェルもどうよ?
午後のロードショーにハマりそうな映画
最初サイコスリラーだと思って観ていたら、ラッセル・クロウはわりと異常っぷりを隠す気もない様子で、最初から暴れまわっていたので、「あれ?」と戸惑っている内に、気がついたら映画が終わっていました。よく見たら、ちゃんと「アクションスリラー」と謳われてましたね。ただハラハラ・ドキドキ映画でストレス解消!みたいなのを期待して観に行ったんですが、あまりそういう感覚は得られなかったのは残念でした。やっぱりこの内容に対して90分は短すぎるのではないでしょうか?後味の悪さが残る映画なのに、ラストだけバックトゥザフューチャーみたいになっていて、なおさら納得行きませんでした(笑)
【”不寛容なストレス車社会へ警笛を鳴らす作品。”ラッセル・クロウ演じる男の、目の据わった恐ろしき表情で激走する姿に戦慄した、ノンストップスリラー作品である。】
ー ラッセル・クロウ・・、只でさえ見た目が怖いのに、今作の姿は怖すぎる。
中途半端なホラーよりもずっと、怖い。
何故なら、今作で描かれた事は、もしかしたら明日にでも我が身に降りかかるかもしれないリアリティ溢れる現実味を帯びた恐怖だからであろう。ー
<Caution! 一部内容に触れています。>
■前半の感想
1.離婚したシングルマザーのレイチェル(カレン・ピストリアス)の、生活を律しきれていない姿に、少し苛苛する。
・時間にルーズ ”レイチェル時間と、弁護士に言われていた。”
・スマートフォンにロックを掛けていない。
・車のガソリンの残量をフューエルランプが付くまで、気づかない・・
これらが、全て後半の悲劇に繋がるのであるから・・。
美容師の仕事をキャンセルされたのも、不幸ではなく、自らのだらしなさが招いた事である。
■後半の感想
1.前半、やや同情心も込めて見ていたラッセル・クロウ演じる男の狂気が炸裂する、数々のシーンに戦慄する。
・レイチェルのスマホを手に入れ、レイチェルではなく周囲の人間
ー 離婚担当弁護士、レイチェルの弟及びフィアンセ・・、息子のカイル・・ー
にターゲットを絞り、襲って行く狡猾な姿。
・一見穏やかな表情を浮かべながら、起こす行動。只管に、レイチェルに謝罪を求める姿。
ー 前半の同情心など、吹き飛ぶ。社会への不満を爆発させた、完全なるサイコである。ー
・死のカーチェイスのシーンは嫌な汗が掌に・・。
ー だって、自分は”麻薬鎮痛剤”を歯で噛みつぶしながら、据わった目付きで猛スピードで追いかけてくるんだよ! 自分の家庭は崩壊し、説明はないが”麻薬鎮痛剤”を飲んでいるってことは・・、”死んでも構わない”という事でしょう・・。
自暴自棄になった人間の怖さを、嫌と言う程、思い知る・・。ー
・死のカーチェイスの際に犠牲になった”アイラインを引きながらながら運転していた女性”の姿も・・、意味深である。
<安っぽいホラーが、裸足で逃げ出す程、怖かった作品。
教訓:安易にクラクションを鳴らさない。
出発には、ゆとりをもって・・。
運転免許更新時のビデオで使用してみたら如何でしょうか? 絶対に誰も寝ないと思うよ。>
ズボラvs執着
レイチェル(母)のズボラさにイライラさせられ、トム(ラッセル)を応援しかけるも、ぶっ飛び過ぎて我に返る。
カイル(息子)がとても良い子だったおかげでハラハラ出来たのかもしれない(笑)
トムがここまで執着するほど追い込まれた過去の背景を掘り下げてくれたら、もっと感情移入出来たと思う。
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