劇場公開日 2021年5月28日

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「いいね! B級映画ばんざ~い!」アオラレ Lucky!さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5いいね! B級映画ばんざ~い!

2021年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いいですね~、ザ・B級!、B級の中のB級!、B級ど真ん中!

そもそもB級映画っていう正確な定義がないのに、この映画を観た人はなぜか勝手にB級認定したくなっちゃいます。(勝手な決めつけだけど…)
ただし、B級映画だからってつまらないわけじゃない!いや、むしろハラハラドキドキの興奮時間が長くて、意外と楽しめる。それは映画.comの評価があまりばらけずに3~4に集中していることからもわかる。

では、なぜそう感じるのか?そのポイントは3つ
まず、ラッセル・クロウが怖い!映画レ・ミゼラブルのジャベール役で見て以来、今回で2度目になるけど、やっぱりこの人に追いかけられるのは怖い‼この人が犯人役でよかった。
次に、シンプルに追いかけられるという設定。これは動物的な本能からくる恐怖心てやつか、当たり前だけど追いかけるシーンには興奮はあっても恐怖感はないわけで、追われる恐怖というのは大きい。もう一つ、追いかけられるのが現実の世界であり、なおかつ日常生活の場だということ。例えるなら、スターウォーズのドッグファイトで逃げるシーンよりもトップガンの方が、トップガンのドッグファイトよりもT2でシュワちゃんのトレーラーに追いかけられるシーンの方がより怖い。海水浴にいったら巨大なサメに追いかけられるなんて設定も、やっぱりシンプルで怖い。
3つ目は、B級ならではの上映時間の短さ。低予算はマイナス要素だけど、逆に90分という短い時間は、引き締まってて飽きる時間がない。ちなみに、ほぼ同時期公開のゴジラvsコングは1億6千万ドル~2億ドル、クワイエットプレイスは6千100万ドル、アオラレは3千300万ドルと、製作費ではゴジラvsコングの5分の1だけど、話の密度からいうとアオラレのほうが上になる・・・たぶん。以上、勝手な考察だけどね。

まあ、そんな感じでB級だから(また決めつけ)深みこそないけど、多くの人がそれなりに楽しめるだろう映画だった。とにかくB級ばんざ~い!

Lucky!