「【”不寛容なストレス車社会へ警笛を鳴らす作品。”ラッセル・クロウ演じる男の、目の据わった恐ろしき表情で激走する姿に戦慄した、ノンストップスリラー作品である。】」アオラレ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”不寛容なストレス車社会へ警笛を鳴らす作品。”ラッセル・クロウ演じる男の、目の据わった恐ろしき表情で激走する姿に戦慄した、ノンストップスリラー作品である。】
ー ラッセル・クロウ・・、只でさえ見た目が怖いのに、今作の姿は怖すぎる。
中途半端なホラーよりもずっと、怖い。
何故なら、今作で描かれた事は、もしかしたら明日にでも我が身に降りかかるかもしれないリアリティ溢れる現実味を帯びた恐怖だからであろう。ー
<Caution! 一部内容に触れています。>
■前半の感想
1.離婚したシングルマザーのレイチェル(カレン・ピストリアス)の、生活を律しきれていない姿に、少し苛苛する。
・時間にルーズ ”レイチェル時間と、弁護士に言われていた。”
・スマートフォンにロックを掛けていない。
・車のガソリンの残量をフューエルランプが付くまで、気づかない・・
これらが、全て後半の悲劇に繋がるのであるから・・。
美容師の仕事をキャンセルされたのも、不幸ではなく、自らのだらしなさが招いた事である。
■後半の感想
1.前半、やや同情心も込めて見ていたラッセル・クロウ演じる男の狂気が炸裂する、数々のシーンに戦慄する。
・レイチェルのスマホを手に入れ、レイチェルではなく周囲の人間
ー 離婚担当弁護士、レイチェルの弟及びフィアンセ・・、息子のカイル・・ー
にターゲットを絞り、襲って行く狡猾な姿。
・一見穏やかな表情を浮かべながら、起こす行動。只管に、レイチェルに謝罪を求める姿。
ー 前半の同情心など、吹き飛ぶ。社会への不満を爆発させた、完全なるサイコである。ー
・死のカーチェイスのシーンは嫌な汗が掌に・・。
ー だって、自分は”麻薬鎮痛剤”を歯で噛みつぶしながら、据わった目付きで猛スピードで追いかけてくるんだよ! 自分の家庭は崩壊し、説明はないが”麻薬鎮痛剤”を飲んでいるってことは・・、”死んでも構わない”という事でしょう・・。
自暴自棄になった人間の怖さを、嫌と言う程、思い知る・・。ー
・死のカーチェイスの際に犠牲になった”アイラインを引きながらながら運転していた女性”の姿も・・、意味深である。
<安っぽいホラーが、裸足で逃げ出す程、怖かった作品。
教訓:安易にクラクションを鳴らさない。
出発には、ゆとりをもって・・。
運転免許更新時のビデオで使用してみたら如何でしょうか? 絶対に誰も寝ないと思うよ。>
NOBU様いつもありがとうございます😊
結論が同じになってしまいましたが、やはりあのクラクションがいけなかった。因果応報と言う言葉が頭に浮かびました。
トムは左肩に銃槍があるのに、パワフル。お前はセガールか‼️
NOBUさん、免許更新時のビデオに賛成しますw
後半にもレイチェルの態度にイラっと来る場面がありました。
レイチェルをクビにした相手を被害者に選んだこと!
まぁ、あっさりと矛先を変える狡猾なクロウでしたけど・・・
二種免許取ってからは本当に安全運転になりましたよ。
巻き込まれ事故の代表格、追突されたことが10年で4回ほどになりましたが・・・wケガはありません。
NOBUさん
この作品観て、テニスの大坂なおみが試合後の会見を拒否し罰金くらったり、GSの試合への出場停止につながりかねない事態に発展してるのを連想してしまいました。
自分だけの正義が相手にどう思われるか、想像する知性とおおらかさが必要ですね。
大坂なおみも早めに謝罪した方が良い結果になるような気がしてます。
NOBUさん
「運転免許更新時のビデオで使用してみたら如何でしょうか? 絶対に誰も寝ないと思うよ。」
そう思います。
アオリは悪いがアオラレる様なきっかけを作らない様に、って意味でも良い教材ですね。