「中国版陰陽師」陰陽師 とこしえの夢 とうきさんの映画レビュー(感想・評価)
中国版陰陽師
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夢枕獏の小説「陰陽師」を原作にして制作された映画ですが、晴明と博雅を二人の主人公にしたことと「陰陽師」というキーワードをテーマにすること以外、日本での陰陽師とイメージが全く違います。
メイクや衣装のデザイン、また建物のセット等は中国風寄り。文化が違って官僚制度も全然違う、帝が不在でその代わりに女王が君臨してる。また妖怪、呪術等に対する態度や見解も日本とかなり違う。その国の人にももっと分かりやすくために、その文化に寄り添って作ったのはいいものの、人物像まで大に改竄したのは何のためでしょう?
博雅はかなりの武道派で妖に対して非情かつ冷徹、晴明はその正反対で凄く人間臭いところがある。ストーリー上晴明以外にも呪術師がたくさん登場し団体で互いのことを疑いながら事件を解決しようとする感じ。その中で博雅は晴明と同等の力を持って、晴明を敵視し晴明のことが嫌がってるが、晴明は特に気にせずマイペースで調査するがしくじったところ博雅に助けられ何となく無理矢理仲良くさせた。そこからは紆余曲折があり最終的に事件解決したが、晴明全然強いイメージがないね。
作品初見の人はどう思うが分からないが、日本の陰陽師シリーズに慣れた人はやはり違和感しかない映画でした。違和感ありすぎて全然ストーリーに集中できない。でもCG特に街の映像と音楽が結構よかったので総合★1.5の感じ。
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