僕が君の耳になるのレビュー・感想・評価
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僕が君の耳になる
姪っ子と観てきました。
感想聞いたら
『観てよかった。いろんな気づきがあった。』
『手話覚えたいと思った』
うん うん (*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪
途中寝てしもてゴメン(>_<)💦
新しい切り口の作品。心が潤う映画です。
色々な感情を刺激され、涙が止まりませんでした。見終わった後は、とても温かく晴れやかな気持ちになる作品です。社会の一員として考えさせられることも沢山ありました。
作品の特長のひとつである「バリアフリー日本語字幕」には、聴こえる世界が当たり前になっていた自分は色々とハッとさせられました。
街の雑音・バイクのエンジン音・歯磨きの音・作中のBGMなど、普段何気なく聞き流していた音が活字で表されており、そういった音もろう者の方には聴こえないんだよな〜と気付かされ、手話で言葉が伝われば良いだけではないんだなと思いました。
ろう者とか健常者とか関係なしに、誰に対しても人一倍相手のことを考えながら強い気持ちで楽しそうに色々チャレンジしていく主人公の純平くん美咲ちゃん・そして演じられている梶本瑞希さん織部典成さんの姿に元気付けられ、自分も頑張ろう!楽しもう!と思わせてくれる作品でした。
素敵な映画に出会えて良かったです。
色んな「気付き」のある映画です
主人公のひとり、ろう者の美咲はもうひとりの主人公純平に「(健常者である)純平とは生きる世界が違う」と言う。
自分はそんなことはないと思ったし、純平も同じように反論していたが、美咲は「そう思うのはあなたの耳が聞こえるからだ」と返す。
何の考えなしに思っていることでも、立場を変えれば傲慢だと思われてしまうこともあると気付かされたシーンだった。
でもこの別れのシーンがあったからこそ、最後の「僕が君の耳になる」を手話をしながら歌う純平の歌声も優しく聴こえた気がした。
「僕が君の耳になる」ももちろん気に入っているが、全編を通して聴き心地の良い音楽で溢れていると思いスタッフ欄を見たところ、私が好きな楽曲を数多く手がけている山崎燿氏がこの映画の音楽を担当しているらしい。
そんなところもこの映画の「優しさ」の一助になっているのだと思う。
個人的には美咲の母親の「傷ついてもいいと思ってる」という娘の何もかもも受け入れる優しさに溢れるシーンが一番好きだった。
腹も立ったけど、観て良かった
純平が耳栓して大学に向かうとき、自転車にひかれそうになったシーン、歩行者がたくさんいる時間に歩行者道を通った自転車が悪いのに自転車の女の態度が酷かった。
美咲を庇って車にぶつかった純平にろう者の美咲は車を運転していた男に電話してと身振りで伝えますが、相手は「俺は悪くない」と言うのも腹が立った。
手話が珍しくて、ジロジロ見てくる人たちの演出も上手く映画にでていた。
私も、普通に街を歩いていたら、手話で話す人を見たら、つい見てしまうから気持ちが分かる。
美咲が「純平」と呼ぶシーン、美咲は声をからかわれて、声を出すのを辞めたと話してしたけど、演じた梶本さんは聞こえる人にも分かるように「純平」と呼んでいたから、発声訓練を頑張ったんだというのを感じた。
映画の中で無音になるシーンがあり、映画の中で音のある、ない「2つの世界」がでてきた映画でした。
ヒロインが本当のろう者なのも良かった。
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