アクアマン 失われた王国 : 特集
【凄すぎた前作より、もっと面白い!もっと好きだ!】
前作を超えるドラマ!スケール!ピンチ! そして5億の
仲間!! 新年1発目は≪アクアライドで海祭り≫
※1月12日追記:「DCエクステンデッド・ユニバース“最後の作品”! 特に“アメコミファン”は絶対に観逃さないで!!」の見出しで、記述を追加しました。
2023年も終わり、2024年が幕を開けました。皆さんは素敵な映画ライフを送れていますか?
実はですね、「アクアマン」の続編「アクアマン 失われた王国」(1月12日公開)をひと足早く鑑賞したのですが、いやー、マジのガチで最高でした!! もちろん前作が“素晴らしい作品”であることは大前提ですが、個人的には「もっと面白くなってる!!」と感じちゃうポイントばかり。アクアマンのことが、もっともっと“好き”になってしまったんです!!
そしてそして、本作はなんと、現行のDCエクステンデッド・ユニバース(「ジャスティス・リーグ」などDCコミックスのキャラクターが主人公の映画シリーズ)として“最後”の作品であり、現行アクアマンとしても最後の戦いに挑む、とてもメモリアルな作品でもあります。皆さんにもこのド派手×ド迫力の“海祭り”に参加して欲しい……。
ということで本記事では、鑑賞した映画.com編集部 が、海×陸×空を駆け巡っちゃうアトラクション“アクアライド”とも言える本作の魅力を余すところなくお伝えします。
※ちなみに本作、2023年第4週から全米ほか世界74カ国で公開を迎えると、クリスマス興行でにぎわう競合大作を押さえ、全世界で約1億2010万ドル(約170億7222万円 ※Box office mojo調べ、1ドル約142.15円 /12月25日時点)と絶好調の滑り出しを記録! 全世界において“初登場No.1”となりました。
DCエクステンデッド・ユニバース“最後の作品”!
特に“アメコミファン”は絶対に観逃さないで!!
作品の見どころ解説……の前に、伝えておかなきゃいけない“とても大事なこと”があります。本記事にアクセスした方の中には、きっと“アメコミファン”がいることでしょう。そんな“あなた”は、本作、絶対に観逃してはいけません。絶対に、絶っっっ対にです。
●DCEUは16作目でフィナーレ…その瞬間がやってくるそれはなぜかって? 「アクアマン 失われた王国」が、「DCエクステンデッド・ユニバース」(略称:DCEU)の“最後”を飾る作品だからです!!
2013年の「マン・オブ・スティール」から始まった「DCEU」。これまで15本の映画を世に送り届けてきましたが、今後はジェームズ・ガン&ピーター・サフランが率いる“新たなDCユニバース”がスタートすることに。その結果、16作目「アクアマン 失われた王国」によって「DCEU」は“完結”を迎えることになりました。
●ジェイソン・モモアも熱い想いを吐露「ファンのみんなに愛と感謝を」主演のモモアにとっても、自身のキャリアとともに歩んできた“大切なキャラクター”。彼は今、こんなメッセージを寄せています。
「ファンのみんなに愛と感謝を伝えたかった。演じて12年――アクアマンを応援してくれてありがとう。本当に感謝してる。ありがとう」
いやいやいや、こちらこそ“演じてくれてありがとう”ですよ……(泣)。こんなこと言われちゃったら、観に行くしかないですよね……? “アメコミファン”の皆さんや、もちろんファン以外の皆さんも、映画館に全員集合です!!!!
【辰年初鑑賞にベスト】「ワイスピ」コンビが放つ完全
未体験アトラクション――忘れられない1年が始まる!
と、ここから作品の魅力の解説に入っていきます。本作を創出したのは「ワイルド・スピード」シリーズでも知られるジェームズ・ワン監督&ジェイソン・モモア。前作に続く“最強コンビ”の再結成にガッツポーズをしてしまった筆者ですが、なぜ本作をこれほど“推す”のかというと、大きなポイントが2つあったんです!
●大スクリーンで“海の辰”を目撃してアドレナリンMAX&幸先良好の1年をスタート!本作を観てほしい理由のひとつが、公開タイミングとなった2024年が“辰年”であるということ。
実はこれが深く関わってくるんです。
本作には、アクアマン(ジェイソン・モモア)の相棒となるシードラゴン“ストーム”が登場しています。海中を超スピードで移動できるだけでなく、時には宙へと大ジャンプもできる頼もしい存在。ポスターでもフォーカスされていることからも、劇中で大活躍することが予想できますよね? 期待してOKです。めちゃくちゃ興奮するシーンのオンパレードですから。
つまり“辰年”に“海の辰”を映画館の大スクリーンで拝めるという貴重かつ“縁起の良い”機会! めちゃくちゃ幸先がよくなりそう!! そういった意味でも、本作は辰年“初鑑賞”に最適な映画と言えるのです。これは我々、マジで言ってます 。
●前作「アクアマン」は個人的に傑作認定→続編はさらに興奮&もっと“好き”だった!!前作「アクアマン」は2019年に公開され、全世界興収が当時のワーナー・ブラザース映画の全作品において「ハリー・ポッターと死の秘宝Part2」に次ぐ歴代2位という記録(11億ドル超)を樹立。日本公開時も熱狂的大ヒットとなりました。
そもそも筆者は、この前作が大・大・大好き!! ワイルドなのに超チャーミングというアクアマンのキャラ造形にどっぷりと沼りましたし、良質なドラマに唸りまくり! 海底世界のアトラクション&海中バトルは“初体験”と言えるような描写ばかり……。本当の本当に“最愛の1本”なんです。
そんな背景があるにも関わらず「失われた王国」がもっと楽しめちゃったわけですから、これって大事件なんですよ……。もちろん前作を観ていなくても「超面白い!」と断言しておきます。では、前作よりも好きだったポイントは、具体的にどこなのか? 次のパートで詳細に語っていきます!
【実際に鑑賞→アクアマンってやっぱ最高じゃん…!】
続編で“さらに好き”になっちゃったポイントを紹介
鑑賞の興奮がまだまだ冷めない映画.com編集部員。毎日のように「早く再鑑賞したい」と思っているほどなので、その“熱”を放出します!
[前作よりもさらに好きだ:《スケール感》]南極、砂漠、ジャングル、火山……“海”以外にも、こんなに巡っちゃうの!?前作の物語の中心となったのは、海底のアトランティス帝国。その他にも、アクアマンことアーサー・カリーが幼少期から過ごしていた海辺の町に加え、サハラ砂漠やシチリアなどが登場しました。
「失われた王国」では、そんな舞台のスケール感がアップ! 南極での圧巻バトルに惹きつけられ、前作同様に登場する砂漠では追走劇が展開。ジャングルに辿り着くと、そこには獰猛な巨大生物!! “ヤバい計画”が進行中の基地を備えた火山まで!! しかも、お馴染みの海中戦闘シーンもしっかりと描かれていくんです。
バリエーション豊かすぎ! まるで、多種多様なアトラクションを次々と乗り換えていくような感覚――この“至高の体験”は、絶対に味わっておいた方がいいですよ!
[前作よりもさらに好きだ: 《ピンチの度合い》 ]地球終了のお知らせです――――この無理ゲー、どうやって対処する?前作で描かれたのは、人類の壊滅を狙うアトランティス帝国との戦い。この難局をどうにか乗り切ったアーサーでしたが……今回のミッションは“無理ゲー”過ぎる!
未曾有の危機を招くのは、南極の氷河の奥深くに封印されていた“失われた王国”。さらに宿敵ブラックマンタ(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)が地球を滅ぼすほどの力を秘めた古代兵器“ブラック・トライデント”を手にしちゃうんです。
“邪悪な存在”の目論見で世界各地が異常気象に。さらにブラックマンタが、大切な“家族”を傷つけていく。鑑賞中「あ、もう終わった……」と何度感じたことか……グレードアップしちゃったピンチの数々を“目撃”して!
[前作よりもさらに好きだ: 《仲間》]アクアマンだけではどうにもならない→駆けつけたのは“5億の仲間”!前述の通り、今回はアクアマンひとりではどうにもならない“緊急事態”。ここで頼りになるのが“5億の仲間”なんです!
母のアトランナ女王(ニコール・キッドマン)、妻のメラ(アンバー・ハード)らも白熱バトルに参戦し、“ストーム”のほかにも、“トポ”と呼ばれるタコ型のキャラも大活躍。しかも、前作のヴィランであり、兄のアーサーと“兄弟喧嘩”を繰り広げたオーム(パトリック・ウィルソン)が仲間としてカムバックを果たすという胸アツ展開!
注目は、アクアマンと“5億の仲間”の絶妙コンビネーション。“ひとり”では太刀打ちできなかった巨大戦艦に、“5億の仲間”と挑んでいくさまは凄すぎた……。
[前作よりもさらに好きだ: 《アクション》 ]もっと自由に!もっともっとド派手に!テンション上がりっぱなし!「アクアマン」の代名詞といえば、縦横無尽なアクション。前作でハマっちゃった皆さん、ご安心ください。今回も思考が追いつかないほどの描写だらけです!
超絶技巧のカメラワークがとらえていく、ハイスピード海中バトルは今回も健在! そこにクリーチャー軍団との乱闘や、巨大ロボとのバトルまでもぶっこんでくる……サービス精神はちきれまくりだろ!!
怒涛アクションのつるべ打ちに、アドレナリンが出っ放し状態。もちろん前作を鑑賞していなくても、存分に楽しめる仕上がりですし、むしろこのアクションを“初体験”できる人が羨ましいくらい……!! 興奮のあまり席から立ち上がってしまいたくなると思います。
[前作よりもさらに好きだ:《未知の映像体験》]IMAXで観たらどうなってしまうんだ!? さらにラージフォーマットで“映える”テンションが右肩上がりで増幅していく本作ですが、その上昇率を“加速”させるために猛プッシュしたいのが、ラージフォーマットでの鑑賞。今回は2D版に加え、IMAX 3D、4D3D、Dolby Cinema3D、ScreenXでの上映が決まっています。
筆者は「アクアマン」のIMAX鑑賞でも“最高の体験”を経験していたため、本作の再鑑賞も“IMAX一択”(その他のフォーマットでの“はしご鑑賞”も計画中)。そして、ジェームズ・ワン監督の“言葉”で、その決意が固まりました。
「アクアマンは3Dや4Dで観ると格別に楽しいんだ。まさにそういったラージフォーマットで観てもらうために作られた完璧な映画とも言える!」
“完璧な映画”ってマジ……!? 2D版でも楽しすぎたのに……。神秘的な海中世界により深く“ダイブ”できちゃうので、ラージフォーマット鑑賞が絶対におすすめ!
[前作よりもさらに好きだ: 《兄弟の掛け合い》]笑っていたら、いつの間にかグッときてしまった “兄”アーサー&“弟”オームの複雑すぎる絆「アクアマン」を“推したい!”と強く感じる理由のひとつとして「笑い&感動の融合」という側面があります。仕込まれたユーモアに何度も爆笑し、最後には目頭が熱くなる。このギャップが震えるほどいい……。
今回、その要素を担ったのが、犬猿の仲だった兄・アーサー&弟・オームのコンビ。おちゃらけた性格の兄・アーサーと、マジメで伝統を重んじる弟のオーム――まるっきり真逆の性格ですから、世界を救うための旅路は前途多難です。移動中でも文句を言い合い、戦闘の最中でも皮肉をぶつけ合い……この“兄弟漫才”が、愛おしくて笑っちゃうはず。
そして、兄弟の関係性が、旅を通じて“修復”されていく点にも注目! かつては敵同士。玉座に座ることになった者と、王の座を奪われ幽閉されていた者。育ってきた環境も、物事への考えた方も異なる2人が固い“絆”を築き、互いを助け合っていきます。
笑いを誘う掛け合いがあったからこそ、クライマックスは一層グッときてしまいまして……あぁ、早く話し合いたい……!
[前作よりもさらに好きだ:《ドラマ》]スーパーヒーロー映画疲れした人に届けたい物語 心に“刺さる”ドラマ性そうそう、必ず伝えておかなければいけないことがありました。
これまでスーパーヒーローとしての苦悩や葛藤、存在意義に焦点を当てた映画が、数多く製作されてきました。傑作&逸品ばかりではありますが、ここ最近は「スーパーヒーロー映画は大好きなんだけど、ちょっと食傷気味……」と感じている人もいると各所で報じられています。そんな“疲れた”方にこそ本作を、強く、強くおすすめしたいんです!
それは何故かって? スーパーヒーローが活躍する……というよりも、アーサーという“ひとりの人間”の姿を丁寧に描出した作品になっているから。
ヘトヘトになりながらも“父”として初めての育児に奮闘(新米パパぶりにほっこり)。“息子”として両親を敬い、“夫”として妻に愛を捧げ、“兄”としてぶつかり合いながらも、弟のことを理解しようとしていく。そして“王”としての一面も忘れちゃいけません。「王の仕事は退屈で飽きる。俺には向いてない」というぶっちゃけた思いも掬い上げながら「必要とされる“王”とは何か?」を模索する姿が映し出されていきます。
この“人間ドラマ”には、あなたの“心”に深く、深く突き刺さる“感情”が描かれているんです。
[まとめ]「アクアマン」未体験でもOK! コスパ&タイパがエグい良い! 誰でも楽しめる最強アトラクション“アクアライド”へGO!まだまだお伝えしたいことがありすぎて……だから、最後にひとつ……いや、ふたつだけ!!
前作「アクアマン」鑑賞者の間で話題になったのは“爆発”。ストーリーが中弛みし始めると“爆破してリセット!”という強引すぎる演出が話題になりました。では、本作は? ご安心ください。ナイスな“爆発”をラインナップしています。
そして“前作未鑑賞でも問題なし”という点も主張しておきます! テンションをぶち上げてくれる“イントロ”で、前作の内容を総ざらいしてくれますから……!
本作の鑑賞後、真っ先に口を衝いて出た感想が「どんだけ見どころがあるんだよ…!?」。ライド系のアトラクションにず~~~っと乗っている感じだったんです。そんなコスパ&タイパ抜群のアトラクションが“映画館で楽しめる”。新年早々、劇場で“体感”しちゃってください!!