クライ・マッチョのレビュー・感想・評価
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偽りなき強さ
イーストウッドのファンです!!でも・・・
映画の原点って感じでホッとする作品
auマンデー『クライ・マッチョ』
月曜日は映画が安い!って事で、一本目は、90歳越えても現役
俳優としても監督としても超一流の二刀流クリント・イーストウッド主演兼監督作品
鑑賞者は、ほぼ僕より年上のオーバー60世代でした(^◇^;)
最近の映画の大半は、ブルーバックでの撮影でのCG作品が多い中で、50年前の古き良き映画って感じの演技演出カメラワークを楽しむ作品
元ロディオスターが、世話になった雇人からのミッションを遂行する。
90歳ですが、イメージは70歳後半って感じで観ましたが、色気と格好良さに感服しました。
最後、戻る場所がまた最高〜チャンスがあれば是非!!
前作『運び人』オマージュも最高^_−☆
@ インスタアカウント → eigatama41 にもレビュー書いてますので、映画好きの方は是非!宜しくお願い致します。
馬場やカズを観るのと似た感覚
お年寄りと少年が心を通わせていくイーストウッド監督の映画といえば「グラントリノ」だろう。当時付き合っていた女性がイーストウッドの映画を嫌いだったから、もし「グラントリノ」を観て面白くなかったなら観たことさえも俺に言わないでくれと頼んだ記憶がある。彼女に全然面白くなかったと言われたらショックだし、ちょっと嫌いになってしまうかもと思ったから。それくらい好きな映画だ。
そして本作。予告編を観る感じでは「グラントリノ」っぽい。偏屈なジイさんと少年が徐々に親しくなっていく。実際に観てみると、似てる部分もあるが結構違っていた。そりゃそうだ。
91歳にもなって監督やって主演もしちゃう。そりゃすごいことだと思う。でもそれって、年をとってさらに動きが鈍くなったジャイアント馬場や、数分だけJリーグの試合に出場するカズを観るのと似た感覚になってしまう。少しイタいし、心配になってしまうのだ。暴れ馬を乗りこなそうとするシーン(これはスタントだけど)、追いかけてきたラフォの母親の手下?を殴るシーン、マルタと親密になりダンスをしながら抱き合うシーン、どれも老いを感じてしまうし、無理を感じてしまう。
「運び屋」でも感じたことだが、お年寄りになっても女性からモテるってエピソードを入れる必要があったのかな。老いてもまだまだいけるんだぜ!的な要素は違和感を覚えてしまう。
この映画ならイーストウッド監督作品が好きじゃない女性と観に行っても平気かも。お互いに好きな感想を述べても関係がギスギスしたりしない。いや、逆に嫌いな気持ちに拍車をかける可能性があるか。
それでもイーストウッド監督作品が新たに完成したなら私は劇場に足を運ぼう。もうないかな?まだあることを期待したい。
名無しの男の行く末は?
あわあわという名の幸せ
結局最後までそこか。
平日の昼前の映画館、平日休みで映画でも思ったら、結構人が来てた。もっともこの映画はイーストウッドが出てるから、客層は高いと見たがここまで中高齢男性が一人とは。まあそりゃ、そうだ。
良い映画だった、と思ったら監督がイーストウッドだった事が何度かあったので、観に来た。でも今回はちょっと違った。事前に調べて観ない自分も悪かったが、彼が出ているだけの映画だったかもしれない。
高齢になってきたもうすぐ還暦の自分に何か今後の人生の啓示があれば、と来たが、最後までそれが必要か。 それを持ってなさそうな男客の一人ばかりの集団は肩を落として足速に退館するのであった。
それでない答えを求めていたのに、一般中高年の精神世界の夢を砕く結末だったのではないか。小難しい講釈より一般大衆が単純にどう観たか?といえばそうなる。
うーん!なんか物足りない!
カントリーミュージック♪とクライ•マッチョ
マッチョ!
男の更生の物語
御年91才(撮影時90才)のクリント・イーストウッド監督・出演作品。
かつてカウボーイとして名を馳せたマイク・マイロ(クリント・イーストウッド)も年を重ねた今はすっかり落ちぶれていた。
そんな時友人に自分の息子をメキシコの妻の元から連れ戻して欲しい、と頼まれメキシコへ向かうが――
連れ戻すべき友人の息子は盗みやギャンブルに溺れる堕落した青年になっていた。
父親の元へ戻る為にメキシコを旅する中で青年はかつてのカウボーイから男としての生き様を学んでいく。
一人の男の成長物語がメキシコの人々の素朴な暮らしと共に淡々と描かれていく。
作品から娯楽を与えられると言うよりは、観客が作品から何かを感じ取るタイプの作品。
とても良い映画
何とも男臭く、正にタイトル通り"マッチョ"で、アメリカンな作品でした。
でも、こういう映画嫌いじゃない(笑)
昔は、こんなアメリカ映画が一杯あったような気がする…。
黄昏のマッチョ…背中に哀愁が溢れすぎていて、素敵過ぎました!笑
*挿入歌"Sabor A Mi"にもう涙腺緩みっぱなしでした(笑)
*クリント・イーストウッドの年齢を知って、ちょっとびっくりした…現在91歳との事(笑)
それを考えると、この役は年齢的にはもう合わない…と言うか、かなり無理がある(元々はアーノルド・シュワルツネッガーを配役していたとの事)。
しかし、そんな91歳の彼が追っ手を殴り倒したり、荒馬に乗って見事手懐(てなず)けてしまっても、「クリント・イーストウッドならありうるかも…」と思って観ている自分がいる。
そうなのだ…クリント・イーストウッドと言えば、時に無法者のガンマンであったり、時に荒くれ刑事であったのだ…かつては。マイクという役をこなす91歳の爺さんに、在りし日の栄光を知らず知らずの内に重ねて観ていたようだ…。
この人はいくつになっても、本当にいつまでもカッコイイ映画スターだと、改めて思った。
ヨボヨボジジイここに極まれり
1970年代のテキサスから舞台から始まり、メキシコにいる息子を取り返してほしいと牧場のオーナーから依頼された老人マイクは単身メキシコへ向かう。闘鶏所で不良となったラフォを見つけたマイクは急いでメキシコを去ろうとする。しかし、毒親とでも呼ぶべき母がラフォを手放そうとしない。彼らを追って警察やマフィアから追われながらメキシコの地を転々とする。マイクは無事にアメリカに連れて帰ることができるのか?
冷戦真っ只中のアメリカとメキシコの生活や情勢について詳しく語られたロードムービーでした。不動産事業や警察官の汚職・麻薬の蔓延、血統問題・信仰心の有無などクリント・イーストウッドのような半世紀生きた人でないと表現できない映像体験でした。
マフィアの下っ端とのケンカシーンは八百長プンプンですがイーストウッドの「かっこいい老人」を演出するためと思えば許せる展開でした。
物足りない感じでしたが、ハッピーエンドな内容でした。
渋いのに可愛いイーストウッド
運び屋で、正直これが最後かもしれないと観に行ったのが懐かしい。
イーストウッド健在!!
唇や手は年齢を重ねて微妙に震えてはいるけど、それがまたいい味を出しているし、役者としての色気はちっとも衰えていない。
あぁ素敵だなぁ
って心底思った。
周りの役者さんでさえ魅了されているようで、イーストウッドと共演出来る喜びを芝居から感じとる事ができた。(悪役含め)
イーストウッドのしぐさ、表情、見逃すものかと意識はしてるけどストーリーもしっかり面白いので飽きることは一切なかった。
(礼拝堂のイーストウッドの一筋の涙、ダンスシーンがお気に入り)
お願いだから、みんな幸せになってくれーと最後まで若干ドキドキしていた。
メキシコが舞台の作品っていつも容赦なく悲しいことあるから(汗)
しかし話では結構劣悪な環境にいる感じだったのに男の子がピュアで幸せを願わずにはいられなかった。連れに来てくれたのがマイクで本当に良かったよ。
車の中でほっぺた膨らましてプクプクしてるのはあまりに可愛すぎて微笑ましかった。日本人に近い顔立ちしてるから余計に親近感。
イーストウッドとの相性がとても良かった気がする。あまりにも歳の差があるからこそ、変な気遣いがなく自然体の演技だったのではないかなと。それだけ二人の空気感が心地よかった。
いつまでも余韻に浸れる良質な作品。
イーストウッドさん、どうかこれからもお元気で。偉大な監督、俳優さんの作品をリアルタイムで観賞できる喜びをありがとうございます。
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