「なーんか、平凡」クライ・マッチョ プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
なーんか、平凡
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カウボーイのクリントはかつて妻を亡くし、自暴自棄になった。
その時に仕事をくれて、自分を復活させてくれた男がいた。
息子の少年を連れて来て欲しいと依頼され、クリントは引き受ける。
少年は離婚した母とメキシコに住んでた。そしてその母は堕落してた。
男をとっかえひっかえで、少年は暴力を受けることもあり、家出してた。
少年はクリントとアメリカに行きたかったが、母親は許さなかった。
しかし事情を知ったクリントは強引に連れて行くことにした。
そして警察やら妻の雇った追っ手やらから逃亡する日々が続く。
ある町で車が故障して長居し、飲食店の女性店主と親しくなる。
やがて車は直り、またそこにも警察が来たので、別れを告げて出発。
しかし雇い主が少年の誘拐を依頼したのは愛情からではなかった。
妻の名で投資した案件が満期を迎えるので、それを有利にするためだった。
それを知ったクリントと少年だったが、もう進むしかない。
そしてクリントは少年を送り届け、自分は上記女性のもとに戻る。
マッチョとは少年が可愛がってた闘鶏用の鶏の名前だった。
そして何故か別れ際にクリントにその鶏をくれるw
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なーんかダラダラと、成り行き任せのロードムービー。
まあそれはええのやが、あんまり協感はできんかったなあ。
少年はグレてた割には素直なのだが、ただそれだけ。
クリントとの名コンビってほどでもなく、ただの脇役。
クリント自身も、大義や深い愛情を持ち合わせてるわけでもない。
へー、ああそうですか、そんな旅がありましたか、って感じ。
劇場で見ると話に集中できて大体3点以上が出るのやが、
この作品はその意味で珍しく2点となったわ。
退屈でしゃーない金返せってほどではなかったけどな。