「チキンラン、チキンリトルに続く鶏のアクション映画」クライ・マッチョ うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
チキンラン、チキンリトルに続く鶏のアクション映画
マッチョ(雄鶏)がクリント・イーストウッドを差し置いての大活躍。
この作品で一番身体を張ったのは鶏のマッチョ(ジェドと言う名前らしい)
で、クリント・イーストウッドだが何だろう…これは日本でも見掛ける雰囲気だ。
そう吉永小百合の様な扱い…。
年相応の役じゃない…。
役の上じゃあ40~50代、でもどう若づくりしても60前位に見える吉永小百合の様な扱いだ。
吉永小百合も妙に若い男性に好かれる役どころで「歳離れすぎてない?」と感じる事多々であったが、クリント・イーストウッドの見た目だと70代の枯れた老人にしか見えない。
原作ではもうちょい若い主人公なんだろうとは思う。
メキシコまで行って息子を拐かしてくる荒事を頼むとしたら、倒れたら骨折しそうなお爺さんに頼む筈もない。
そう思うとメキシコにしては皆さま大人しい。
もっと苛烈な展開もあっておかしくない…
爺さん一人にあんな優しい筈はない。
女性も皆優しい
見た目結構な歳の差なのに誘惑されるし、恋もする。
クリント・イーストウッドに対する忖度めいた雰囲気が漂っている。
それでも観てしまうのがクリント・イーストウッド映画だ。
高倉健に爺さん過ぎると文句を言ってるようなもんだし、これは優しい映画なんだと思うとこの作品は悪くない。
観られる年齢を下げただけだ。
ラフォの両親はちょっとイヤだが(笑)
こんな爺さんなら話したいよね。
当然こんな爺さんならチョイと年若い女と踊ってキスする位のロマンスもあって良いし許せる。
クリント・イーストウッドありきの作品になっちゃってるが、もう少し若い人がマイクを演ってたら内容も随分変わってたとは思うが…。
クリント・イーストウッドのサービストラックと思えば楽しめる。