「渋いのに可愛いイーストウッド」クライ・マッチョ なないろさんの映画レビュー(感想・評価)
渋いのに可愛いイーストウッド
運び屋で、正直これが最後かもしれないと観に行ったのが懐かしい。
イーストウッド健在!!
唇や手は年齢を重ねて微妙に震えてはいるけど、それがまたいい味を出しているし、役者としての色気はちっとも衰えていない。
あぁ素敵だなぁ
って心底思った。
周りの役者さんでさえ魅了されているようで、イーストウッドと共演出来る喜びを芝居から感じとる事ができた。(悪役含め)
イーストウッドのしぐさ、表情、見逃すものかと意識はしてるけどストーリーもしっかり面白いので飽きることは一切なかった。
(礼拝堂のイーストウッドの一筋の涙、ダンスシーンがお気に入り)
お願いだから、みんな幸せになってくれーと最後まで若干ドキドキしていた。
メキシコが舞台の作品っていつも容赦なく悲しいことあるから(汗)
しかし話では結構劣悪な環境にいる感じだったのに男の子がピュアで幸せを願わずにはいられなかった。連れに来てくれたのがマイクで本当に良かったよ。
車の中でほっぺた膨らましてプクプクしてるのはあまりに可愛すぎて微笑ましかった。日本人に近い顔立ちしてるから余計に親近感。
イーストウッドとの相性がとても良かった気がする。あまりにも歳の差があるからこそ、変な気遣いがなく自然体の演技だったのではないかなと。それだけ二人の空気感が心地よかった。
いつまでも余韻に浸れる良質な作品。
イーストウッドさん、どうかこれからもお元気で。偉大な監督、俳優さんの作品をリアルタイムで観賞できる喜びをありがとうございます。
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