「91」クライ・マッチョ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
91
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イーストウッド監督作品は「リチャード・ジュエル」に続き2作目です。
全体的に粗い作りではありましたが、何だか好きだなぁと思える作品でした。
自分が競馬にハマっているというのもあり、馬が多く出演しているのが嬉しかったです。マスクを被せる時の難しさだったり、人と馬の気持ちを共有する場面など、馬が出演しているシーンはとてもほんわかしていました。牧場や道から見える背景も美しかったです。
マイクとラフォの互いの心情を理解する流れもくどすぎずにロードムービーと並行して進んでいくのも作り手の優しさが詰まっていました。父にも母にも捨てられたラフォを慰めつつも厳しく接するマイクの姿は擬似的ながらも父親そのものでした。昔のイーストウッド映画らしく、女性と戯れたりもしていてフフっと笑ってしまいました。
割と普通というか王道という感じの映画でしたが、個人的には好きだなぁと思える作品でした。オチはなんとも言えないくらい薄味でしたが、そこまでの人や動物との交流が魅力的でした。御年91歳ながらまだまだ現役のイーストウッド。次の作品も楽しみにしています。
鑑賞日 1/15
鑑賞時間 11:10〜13:05
座席 H-11
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