劇場公開日 2022年1月14日

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「よくある筋立ての話なのにこれ程心を揺さぶられる映画に仕立て上げる演出は正に名人技。メキシコの田舎町での疑似家族の様に食卓を囲むシーンの温かさ・美しさに涙が溢れる。」クライ・マッチョ もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0よくある筋立ての話なのにこれ程心を揺さぶられる映画に仕立て上げる演出は正に名人技。メキシコの田舎町での疑似家族の様に食卓を囲むシーンの温かさ・美しさに涙が溢れる。

2022年1月16日
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鑑賞方法:映画館

①久しぶりに“上手い”演出の映画を見せてもらった気分。昔のハリウッドにはとにかく演出(映画の語り方)の“上手い”監督が本当に多かった。ウィリアム・ワイラー、ビリー・ワイルダー、ヒッチコック、ジンネマン、キャプラ等々。『アメリカン・スパイナー』ではさほど感じなかったが、本作ではイーストウッドはそういったアメリカ映画の名監督たちの系譜に繋がっていることが良く分かった。②イーストウッドとは『荒野の用心棒』『ダーティー・ハリー』『ガントレット』の頃からのお付き合いですが、本当にお爺ちゃんになっちゃいましたねぇ。やや猫背になっちゃってるし。でも乗馬シーン(荒馬を乗りこなすシーンはさすがにスタントでしょうけれど)や未亡人やその孫娘達との交流シーンでは爺様感はなくまだ現役感を醸し出しているのは流石にスター。

もーさん