「イーストウッドを堪能する作品」クライ・マッチョ ゆるさんの映画レビュー(感想・評価)
イーストウッドを堪能する作品
映画のストーリーやキャラクター設定、演出に目新しいものはなく、分かりやすい展開で起伏も緩やか。
ロードムービーとしての面白さを求めて鑑賞すると、だいぶ物足りなさを感じる気がします。
しかし、これはイーストウッド(91)を堪能する作品。
自分の仕事に誇りを持ち、周囲から何を言われようと己の正義を貫く孤高の男を、自分とその作品を以て示し続ける姿勢は胸に訴えかけるものがあります。
人に勧めるかと言われれば迷いますが、
作品の背景に想像を巡らせることができる人ならば思い思いに楽しめるのではないでしょうか。
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