「俳優としての集大成」クライ・マッチョ ぽてちさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優としての集大成
クリント・イーストウッドの監督デビュー50周年作品。『運び屋』のときより元気な気がするが、なんと91歳である。
ロデオのスターだった男の転落人生と、不仲な両親のために人生に絶望している少年の、2人の心の交流と再生を描いたロード・ムービー。苦虫を噛み潰したような表情はいつもと変わらないが、世界の描き方がソフトになったような印象だった。決して“日和った”とか“あきらめた”わけではない。暴力に頼らない解決の仕方を提示してみせたように思った。かっちょイーストウッドだな。
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