レミニセンスのレビュー・感想・評価
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記憶と思い出
お疲れ様です。
予告を観て 誰かの記憶だか夢の中にダイブして水の都市を彷徨って謎をとくアクションサスペンスを想像していました。
実際は近未来に水没しかけたマイアミでのラブコメセカイ系でした。
元々 難しい設定や説明のセリフは聞き流して雰囲気を楽しむ過激派なので、主演の方々の演技力に魅せられて非常に引き込まれて楽しかったです。
たぶん この映画で何をやりたかったかっていうと。テーマやメッセージとかじゃなく、終盤の過去(現在)から未来に情報を伝えるアイデアであって。この映画自体それにストーリーや設定や愛を肉付けしていったものだと思います。いや秀逸です。
一番 印象に残ったのは退役軍人の主人公が命を奪われそうになった時、元軍人ということで命拾いする(恩恵を得る)ところです。それまで過去が記憶としてしか描かれない個人的な縦のベクトルだったのが、自分の過去が経験として予期せぬ他者にも影響してしまっている横の広がりになった瞬間に感じました。
全体的になんとなく忘れる事の大切さっていうのは、嫌なことだけでなく良い体験にも当てはまるのかと。それを分かっているはずの主人公が最期にあの選択をしたのは、恋人に対する鎮魂というか あそこにお墓を立てたんだと思いました。
戻りたい過去があるならそれだけで充分幸せ
2021年映画館鑑賞88作品目
10月10日(日)イオンシネマ石巻
休日出勤の影響で日中は映画を観ることができなかった
それでも観ようと18時30分頃に行っても観たい邦画はその時間帯では観ることができなかった
仕方がなく特に観たいわけでもない洋画を観た
それがこの作品
近未来
水位が上がったアメリカの大都市は壮観
主な移動手段は船であとはモノレールなど電車
自動車も一応
SFサスペンス
銃撃戦格闘戦アクション
ラブストーリー
主人公ニックは退役軍人
相棒の女性も退役軍人
今は2人で大掛かりの機械を使い客の記憶を呼び戻す仕事をしている
立体スクリーンのようなもので記憶が再現される
このシステムを利用して警察にも協力している
頭に機械を取り付け鎮静剤を注射をするのはわかるがなぜ水に浸かるのかその必然性が理解に苦しむ
主人公ニックは客のメイに恋する
お熱を上げて夢中になるが彼女は突然消える
忘れられないニック
相棒は呆れ不本意ながら離れていく
メイは一体何者か
必死になってメイを捜索するニックだが物語は悲しい結末に
メイが他人の子供のために命をかける姿勢は自己犠牲の精神か
賛否が分かれる
人魚姫や泣いた赤鬼の結末が納得いかないので改変したり勝手に続きを作ったりする人には向いていない
星一つ二つの人はおそらく期待しすぎたか生き方に共感できないんだろう
僕はそういう視点を重要視して映画は観ない
それでも日本の俳優の方がやっぱりいいかな
アジア系のギャングが中ボスで汚職警官がラスボス
エンドロールは平凡なハリウッド映画
始まったら途中退席して全く問題ない
長いだけで全く面白くない
記憶を旅するってかっこいいけど、 旅してる間の自身の姿無防備すぎる...
思ってたのとは違ったけど…
悲しい未来ではあるがある意味美しい景観の裏にはちょっとレトロチック...
圧倒的な世界観の構築
最初海面の上昇で徐々に街が海に沈んでいくという設定がいい。
厨二心をとてもくすぐられる。
水とマイアミのビル群がプレステで出来るゲームにありそうな風景でテンションが上がる。
そして記憶潜入という装置にも心沸き立つ。
にも関わらず物語のトーンは決まって一定。
ハードボイルド探偵物のような進み方もまた僕の心をくすぐる。
そこから始まる女性との恋。
その女性を追いかけて始まる捜査。
この捜査がいい。
捜査でこの世界のあちこちを巡るのだがその一つ一つの設定や世界観でまた僕の厨二心をくすぐる。
特に地主の家の周囲にはダムを築いて水を寄せ付けないという設定には痺れた。
最後の終わり方も感動的で記憶や時間にまつわる主人公の独白がすんなりと心に入ってきて消化された。
なつかしい
記憶を再生して尋問する装置ってSFだとよくでてくるけど、それをメインにした物語。
どこかなつかしい、ハードボイルドで、退廃的な未来の世界。SFなんだけど、まるで昔の刑事物みたい。
この世界の住民も、ただ昔を懐かしむことだけを考えて生きている。
記憶がテーマなので、何が現実か分からない、といった複雑で混乱したストーリーを想像していたけど、そういうのでは全然なくて、シンプルでわかりやすい話だった。
ハッピーエンドと言い切れないラストもなんともいえない余韻があり、しみじみと良い映画だった。
老境のような、夕暮れのような映画。
水没して荒廃した未来世界でのSFでミステリーなヒューマンラブストーリー
中毒性がある記憶
記憶は過去の真実を語るのか
ヒュー・ジャックマンと世界観に引き込まれる
『メメント』を想定して観てはいけない。とても美しい映像作品。
『ノーラン作品』か?と聞かれると、ノーランっぽくない。との感想になってしまうが、
水の映像表現や、起承転結、それぞれで雰囲気がガラッと変わる演出、役者さんの演技、どれも素晴らしいものだった。
また、2回見なくても、ちゃんと憑き物を落としてくれる点も、インターステラーの如く、解説がしっかりした作品だと思います。
前評判や他の意見に流されず、ニュートラルな気持ちで観ると、より良いかもしれません。
そして、ラストをどのように思ったか、是非、仲間うちで議論してほしい。どっちが幸せ?どっちに舵をきりたい?
IMAX 必須ではないと思いますが、水の世界のスケールを味わってほしいので、私は IMAX 鑑賞を推します。
ラブストーリー
全ての欠点を吹き飛ばすワンシーン
正直、欠点は結構あります。まず、水没した世界観を映像に活かせていない。ノーラン系列ということで期待するような衝撃的な映像体験はあまりこの映画にはありません。
また、主人公の心の声?による語りがかなり鬱陶しいです。設定の説明や場面転換などもこの語りに頼っているので、あまり良い演出とは言えないと思います。一応後に伏線としての理由付けはなされるのですが、それを差し引いてもウーンといった感じ。
いくつか欠点について語りましたが、僕はこの映画が好きで、観て良かったと思っています。それは、とあるワンシーンがこれらの欠点を完全に帳消しにしてお釣りが来るほどに良かったからです。
それは、主人公のニックが、ずっと探し求めていたヒロインのメイと記憶越しの再会を果たすシーン。メイは敵のブースによって自分が殺されるのを悟っており、後にニックがブースの記憶を観ることに賭けてなけなしのメッセージをブースの記憶に残します。ニックがその記憶からメッセージを受けとるシーンは、本来であれば現在から過去への、あるいは過去から現在への一方通行のコミュニケーションでしかないはずです。しかし、ニックとメイの想いが記憶のディスプレイで重なりあった結果、そこに一瞬だけ、限りなく心の通じた双方向に近いつながりが生じます。その一瞬の繋がりは息をのむ程に美しく、そして一瞬であるが故に心に耐え難い悲しみを残します。
ここは恐らく監督も一番力を入れたであろうシーンであり、全体を通したストーリー、演出の全てがこの一瞬のために存在していると言っても過言ではありません。この作品のテーマである「記憶」は、話を小難しくするためでも、観客に頭を使わせるためでもなく、このシーンを描くためだったと考えると、かなり全体のストーリーに納得がいきます。
【褒め言葉】酷く単純なサスペンスラブストーリー
いい意味で下馬評を覆してくれた作品でした。
「水没した世界!」
「記憶に潜入!?」
「クリストファー・ノーランの弟が制作!?」
一体どんな映画体験が得られるんだ!?
と、ワクテカで映画館に足を運びました。
蓋を開けてみれば…
・舞台、設定が複雑な割には余り活かされていない。
・主人公が男なのに行動が浅はかすぎる。
(おめーいくつだよ。ガキか。ってなる笑)
・伏線が雑で単純。
・テーマぶれまくりでは?
・スケールの割になんかしょーもな…
・レベッカ・ファーガソン美人
・レベッカ・ファーガソン美人
・レベッカ・ファーガソン美人
(以下略)
といった感想
某ノーラン氏の作品のように、複雑な設定が絡み合い、膨大な情報量に溺れるような体験を期待した人にとっては物足りない作品であることには変わりないと思います。
しかしながら、途中から
「サスペンス」⇒「設定重めのラブストーリー」
に脳みそ切り替え、感情移入してみるとなんと作品にすんなり浸かれることか!!
メンヘラ男とわけあり女のスケールでかめのラブストーリー(※褒め言葉です。)
存分に楽しむことができました。
そして、
ミッションインポッシブルからレベッカ・ファーガソン
推してますが、相変わらずお美しかった。
とても好きな女優さんです。
前に進もうとしたのに
過去にしか幸せを見つけられなかった
一見我々にはバッドエンドに見えるが、ニックにとってはハッピーエンドな物語として消化されている所に、
この作品の切なさを感じました。
それにしても…
いつだって過去に執着するのが男なんだなぁ笑
酷評多いですが、私は総じて楽しめた作品でした。
頭を固くしすぎず、楽しんでみてください。
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