「記憶を覗き見る世界」レミニセンス トミジュンさんの映画レビュー(感想・評価)
記憶を覗き見る世界
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記憶を再生しその世界に浸る人々
世界は荒廃し都市は海に沈もうとしている
ヒュージャックマン演じる男が
愛した女の面影を追いかけ他人の記憶から事実を知っていくことになる
特に倒錯的に時間軸をいじったり
ビジュアルから想起させるようなSFの世界にハマったりしない映画
ビジュアル的にはインセプションを彷彿とさせる物があるので
少し残念な感じ
物語は探偵物に近くアクションも少なめ
でも、記憶が与える感情などに深くおりてはいかない感じ
そのせいか物語が淡々と進む印象だった
私のようにジョナサンノーランの名前に呼び寄せられて観た人も多いと思うが
今回は脚本じゃなく制作での参加だった
そのせいもあるのかな?話がそこまで面白くない感じ
クリストファーノーランの一連の作品などの流れを期待すると期待外れになる
それでも、まぁ最後のしっとりとした終わり方で悪くない印象になった
でも、普通のSF作品の域を出ていない感じはある
キャスト、映像効果など悪くなかっただけに
もうちょっと物語を煮詰めて欲しかった感じがある
もうひとつ何かがないと名作にはならないよね
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