「お母さんの一喝」Style Wars パプリカさんの映画レビュー(感想・評価)
お母さんの一喝
グラフティアートの誕生ドキュメンタリーだったが、前半は電車に描く若者が中心。
たびたび登場する、粋がってる若者の隣でまともな一喝を入れるお母さんが凄く良い。
グラフティアートが前衛芸術としてギャラリーでもてはやされているシーンからの、お母さんの一喝が効く。
「電車に落書きなんて迷惑かけて、電車がお前にどんな迷惑かけたんだ!」語るお母さんに対し、
「電車は俺に電車賃を支払わせやがった」と息子、
「そもそも電車賃なんか払った事ないじゃないか!」とお母さん
息子惨敗。
グラフティアートの素晴らしさを語るドキュメンタリーじゃないくて、歴史を語るドキュメンタリーだと理解した。
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