「グラフィティという言語とアイデンティティ」Style Wars HammondJ3さんの映画レビュー(感想・評価)
グラフィティという言語とアイデンティティ
ヒップホップカルチャーのグラフィティにフィーチャーしたドキュメンタリー。
一般市民からしたらただの落書きなのですが、彼らアーティストからしたら立派な言語であり、アイデンティティ。彼らにしか読めないコミュニケーションが確かに存在し、ニューヨークという都市で足跡を残すことに誇りを持っている。
他人の作品の上から自分のスタイルを上書きしようとする連中や、その「落書き」を消して白い壁を取り戻すことを生きがいとする役人や電車の整備士まで出てきて、まさに「スタイルウォーズ」の様相。
やたら母親思いの少年が、出かけるたびに「母ちゃん、落書き行ってくんね」と伝えているというシーンがなんか良かったです。
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