「資料的価値は高いんだろうが…」Style Wars 死亡遊戯さんの映画レビュー(感想・評価)
資料的価値は高いんだろうが…
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HIPHOP文化のスプレー・アート”グラフィティ”初期ドキュメンタリー。
地下鉄車両に描く大作を競っていた若者が自慢げに語りまくるが、その内容が非常に薄い。
ただ今で言う「厨二病」的アホっぷりが興味深くて、特に中学生位の黒人少年が自信たっぷりに地下鉄への落書きを語る横で母親が「私があげた電車賃で…」と呆れていたのと、手間暇かけて大作書いた翌日に謎の人物が上からデカデカと自らの名前で塗りつぶし「誰だ誰だ」となった直後に本人映像流れ「この映画が公開されて初めてみんなが俺のことを知る」的なこと言ってたのが少し面白かった位で、あとは…
ま、内容はさておき今となっては当時映像少ない中で資料的価値の高くなった作品なのだろう。
とはいえ、ぶっちゃけ「劇場で観てこそ…」とは全く思わない、レンタルで十分な作品。
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