トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャングのレビュー・感想・評価
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新たなネッド・ケリー
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ネッド・ケリーの伝記映画。
これまでネッド・ケリーの作品はいくつか映画化されそのうち数作品は目にした事がある。
この作品は僕が鑑賞した過去作と比較すると幼少期時代の描写が長く描かれていた為目新しさはあった。
イギリス人による差別や理不尽な圧力などをかけられ父親も当てにならずそして殺される。
幼くして一家の大黒柱となる強い責任を持たされた中育てられたが、母親に裏切られ山賊に売り飛ばされる。
そこで人殺しを目の当たりにしたり初めて銃の引き金を引くなど本来経験しなくていい事を幼少期に経験してしまう。
その辺りの描写を丁寧にそしてバイオレンスに描かれていた。
おそらく最初の40〜50分くらいは幼少期の描写ではなかった。
後半は出所後の姿である。いくつか更生するチャンスはあったが、やはり理不尽な圧力や差別は消えず家族が苦しめられる。
一度は消えかけた反逆心の火がここで熱く燃え上がってしまい暴動へと出て最後は処刑されるシーンが後半は描かれている。
この辺りは若干既視感あるシーンが多かったかなという印象。まぁ伝記物のため仕方ない。
ネッド・ケリーを初めて知るにはこの作品じゃない感はあるが、すでにネッド・ケリーの作品をいくつか見てる人には新たなネッド・ケリーを楽しめるにはいい作品ではないか。
伝記物のため見応えはありネッド・ケリーの事を全く知らない者だとしても伝記物を楽しむ上で最低限以上は楽しめる作品の様に思える。
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