劇場公開日 2021年6月18日

  • 予告編を見る

「警官のクソ野郎」トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5警官のクソ野郎

2021年6月19日
Androidアプリから投稿

悲しい

興奮

イギリス植民地下のオーストラリアで虐げられて暮らすアイルランド人の貧しい小農夫の子として産まれたネッド・ケリーの話。

知らなくても観ているうち理解は出来るだろうけれど、あらすじを頭に入れておいた方が面白さは増すと思われる序盤。

飲んだくれて役立たずな父親と、生きる為には何でも有りな母親とというところから、父親らしさを見せる親父と、知らずにハマっていく自分と、と展開していく。

全編通して主人公とその周辺に漂う鬱屈としていたり、やさぐれていたりする空気感と、半分以上は結果が判っていそうなのに信じてそこに抗う迫害と不正と抵抗と悟りの物語がとても熱く胸クソ悪く面白かった。

Bacchus