にしきたショパンのレビュー・感想・評価
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週末監督
監督さんは「週末監督」さんだそうだ。普段は研究者らしい。
最初、演者のみなさんが、あまり慣れてないように見えたが、自主制作作品と聞き納得。
突っ慳貪(つっけんどん)な終わり方だったが、それを意図しての作品らしい。
追記
勝手な想像だけど、監督は演者に遠慮して、演技や演出に対して、あまり要求をしていないのではないかと思った。
遠慮でなく、あの演技でよいと思っていたのならば、この後も作品の質は上がらないように思う。
主人公の鍵太郎くんが何を考えているのかわからず、不気味な感じ(ちょっと強い表現ですみません)があったので、鍵太郎の心のうつろいをもう少し掘り下げてほしい。
だるま先生も、あまりに無表情でこわくなった。いろいろな事情もあるのだろうが、プロの俳優さんに頼んでもよいのではないだろうか。(あるいは、監督がもっと演者に要求して、きちんと演じさせてほしい)
ストーリーがリアルに表現されていて、とても共感出来ます。それぞれの...
真っ直ぐ過ぎるが故に…
音楽…そもそも音を楽しむために奏でていたメロディー…いつしか手段が目的に…そして訪れるチャンスと転機。掛け違う2人の人生だが、再び…
荒削りな感じが2人の初々しさを際立たせる。切なさと相まって心動かされた。
幸福とは、足るを知ることで得るものでしょう
天賦の才に恵まれて、相応以上の努力を積み、当初は人格にも何らの問題もなく育った男性主人公の鍵太郎。しかし彼は、身の上の境遇における不運と、震災という無慈悲な悲運を端にして、人並み以上の成功を収めながらも、満たされない承認欲求によって卑屈になっていく。
果ては嫉妬という、人間がもつネガティブな感情のうちで最も厄介なものの一つに苛まれてしまうのである。彼の心はあたかも、自己顕示欲という獰猛な鬼に、喰い荒らされているかのようであった。
それと対比するように描かれる女性主人公の凛子は、比較的裕福な家庭に育ち、鍵太郎の悲運とは裏腹に、屈託なく好きな音楽に専心することによって、我が身の丈にあった成功を着実に収めていくことになる。
しかしながら、あろうことか鍵太郎の嫉妬の矛先は、元々親友である凛子へと向かってしまう。彼は彼女を高台の成功に導くことを口実として無理難題を課すことになるのである。そうすることで凛子からピアノの腕をも奪ってしまうことになる。
やってしまったことへの悔恨を鍵太郎が感じ始め、はたと気付いたときには時すでに遅し。いったい何が本当に大切か。そのことを鍵太郎に教えてあげたのは、他の誰でもない、彼の嫉妬の犠牲となった凛子であった。
人生における成功とは、あるいは幸福とは、いったいどういうことを指すのであろうか。この映画は、その疑問を投げかけて、最後には答えを視聴者に委ねる。
観る人によって受けとるものは大きく異なると思われますが、鍵太郎と似た境遇や悲運を経験したことのある人にとっては、感涙が止まらない作品であることでしょう。私はそうでした。映画館を出た後も、視聴の翌日になってもまだ、思い出し泣きをしているぐらいです。
自主映画なんだ?!
何度も観ました
この映画のレビューを書くために、映画の門外漢でありますが登録致しました。
試写会をいれて、4回拝見致しましたが、観るたびに受ける印象が異なったり、新たな発見がございます。
他の方のレビューを拝見し、酷評に驚きを禁じ得ませんが、観る層によって
評価が真っ二つに分かれるのかもしれません。
ネットに書き込みをする世代ではない者のほうが、評価は高い。
地元の方には、新鮮に見えたり思い入れ、投影が起こされる気がしますね。
小生としましては、余韻の気持ちよさや、映像美
そして、自分の力では克服できない運命に対して堕ちていく主人公に共鳴致しました。
観る側は、どれかのキャラクターに投影をしてしまいます。
映画館を出たあと、暫くは内容を反芻し、また次も行きたくなり、映画館へ足を運びました。
大人向けの映画だと感じいっております。
久しぶりに見応えのある素敵な作品を映画館で堪能出来ました。
入りこめたらよかったな😥
予想以上に長く感じた
トゥルリラー トゥルリラー♪
西宮のきれいな風景とともに
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