メタモルフォーゼの縁側のレビュー・感想・評価
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芦田愛菜の笑顔は癒される
実にアッサリとした作品だった。
もしかしたら、
憧れの漫画の先生は何かメッセージを残してくれたのかと思いきや、そうではなかった。
幼なじみの彼氏と特に仲良くなったわけでもない。
特別な英雄でも、存在ではないから、特別な事など起こるわけではない。
だからこそ、日常の些細な関係や、喜びか深く噛み締められるのかもしれない。
ヲタクの距離感
メタモルフォーゼの縁側 鑑賞
原作とほんの少し違うところがあって少しうん。。となったところが一箇所あったけど宮本信子さん 演じる雪さんと芦田愛菜ちゃん 演じるうららさんが完璧すぎて文句なし。オタクの関係性とはドライでありホットだと思う。仲良くしてても相手の素性をよく知らなかったり、知る必要もない気がしていて、離れた場所に住んでいても、年齢が離れていても、性別がちがっていても、愛している、推しているものが同じという共通項それだけがあればいいのである。そんな関係性がとても温かく素敵に描かれてたなぁ。
作者の先生に 私たちこの作品のおかげで友達になれたんです。描いて頂いてありがとうございます。 というセリフがあって、このセリフわたしも、とある漫画の作者の先生にサイン会で伝えたことがある。
コミティアやコミケにいくのは欲しい作品があるからだけど、生みの親に会えるから、生みの親にお礼を言えたり差し入れできるからっていうのが大きいです。あの会場には夢と希望と感謝が詰まっていて行くだけで幸せになれる。
作者先生様にはほんとに無から素敵なお話とキャラクターを生み出してくれて、なおかつ同志と会わせてくれて、幸せをたくさんありがとうございます😭って感謝しても仕切れない。だから出会いというのは必然ではなく偶然で大切にしなければいけないなとしみじみ思ったのでした。
じゃのめ先生 の美しすぎる絵もスクリーンで映えまくってました。。✨✨
60歳差の最強コンビ❗️ラスト少し泣ける😢
メタモルフォーゼとは変身という意味だそうです。ひょんなことから、BL漫画を通して繋がっていくおばあちゃんと女子高生。BL好きを隠したいうらら(芦田愛菜)と堂々とBLにハマっていく雪(宮本信子)がなんとも対照的。陰キャのうららが陽キャというより天然の雪に引っ張られて前向きに少しずつ成長いていく姿を描いた作品だと思う。芦田愛菜さんの地味な女の子の演技、演出さすがです。髪型も丁度良い地味さ加減。宮本信子さんは実年齢とほぼ同じ役柄を演じましたが、おばあちゃん役はまだ早いと思うくらい綺麗で若々しいかたです。縁側のある雪の書道教室。裏に大きなマンションが建っていて、ポツンと取り残されたような家がうららのパワースポットになっていく。雪の言葉が素晴らしい。「才能がないと漫画描いちゃいけないの?」「人生どこでどうなるか分からない」などなど。うららがやたらと全力で走るシーンがあるが、彼女の葛藤と変身を表していたんでしょうか。うららの描いた漫画は売れなかったけど、一冊が2人の好きな漫画家コメダ優(古川琴音)に届いたこと。そのサイン会で、雪が多分70年ぶりに子供の時に出せなかったファンレターを渡せたことも2人が出会って縁側で語り合ってこそ。淡々としているストーリーだが、心がほんわかする作品でした。エンドロールで流れる2人の歌も良かった。愛菜ちゃん歌上手いなあ。
「あの頃。」に勝るとも劣らない作り手の心意気
この手の映画で登場人物が誰も死なないのが良い。安易に死に頼らず心を震わせてくる、原作を大切にしながら映画的表現にもチャレンジしている、こういう映画の作り手の心意気にあっぱれを贈りたい。
「あの頃。」を想起させる。趣味を通じて友達ができる。周りからの目線も気にしつつ、身内ノリを高めていく。そしてその趣味から新たなチャレンジをする。
芦田愛菜のヲタク特有の早口と、宮本信子のユーモラスな立ち振る舞いが非常に調和がとれている。主題歌も可愛いねえ。
縁側という場所もすごく良くて。名前で天気に触れておいて…という流れも美しくて。同じ画角を用いるタイミングも絶妙で。
物語に大きな出来事が起こるわけじゃないけど、自然とずっと見てられる...
物語に大きな出来事が起こるわけじゃないけど、自然とずっと見てられる。2人のやりとりにこっちまで笑顔に。何も考えず見られる映画もやっぱりいいです。
人との交わりの尊さ
主人公2人を繋いだBL漫画家が、サイン会で宮本に礼を言われるシーンが秀逸。自分の為したことが、人に感謝され、人の役に立ったと分かることほど嬉しいことはないのではないか。
そういう素朴な幸せが散りばめられた作品だ。
途中までは面白かった。 コンセプトは良いと思うし、 俳優も配置も良...
途中までは面白かった。
コンセプトは良いと思うし、
俳優も配置も良いと思うのだけど。
頑張れ、うらら
ほっこりするいい作品である。やはり宮本信子は大した女優だ。本作品での市野井雪の役割を完璧に演じ切った。
芦田愛菜が演じた佐山うららは、何から何まで雪と対照的である。それは二人がレストランで名前を名乗りあったときに、雪がいみじくも言った「晴れている人と降っている人」という言葉に象徴される。
雪は能動的でポジティブでブレない。しかしうららは受動的でネガティブで毎日がブレブレである。雪との出逢いはうららにとって幸運であった。雪が「応援したくなっちゃう」のはBLの登場人物だけではない。それ以上にうららを応援しているのだ。
悪人がひとりも登場しない穏やかな作品で、光石研がさり気なく物語の要所を繋げる重要な役を演じている。この人もだんだん名人の域に入ってきた。
芦田愛菜は、言いかけてやめたり、途中で口をつぐんだり、当世の内気な高校生うららを上手に演じている。こう見えてうららは、時に全力疾走もする頑張り屋さんだ。雪でなくても応援したくなるキャラクターである。
やっぱり否定よりも肯定が受け入れやすい。否定するうららと肯定する雪。うららの人生を全力で肯定する雪に強く共感した。頑張れ、うらら。
心温まる良作
終始ほっこりしました。
出てくる人全てが優しく温かい素敵な映画でした。
雪さんが可愛すぎる。
おちゃめで、好奇心旺盛で、人を否定しない。
なんて素敵な人。
ひょんなことから出会い、友情を深めていく2人ですが、うららが出会ったのが雪さんで本当に良かった。
自分に自信が持てなくて、好きなものを好きと言えなかったり、一歩踏み出せない気持ちは誰もが共感できるはず。
私もいつの間にかうららを心の中で全力で応援していました。
うららの気持ちを包み込んでくれる周囲の方々の優しさも素敵。
その優しさに上手くいかなかった自分自身の過去も救われていくような感覚になります。
自然と主人公に感情移入でき、改めて芦田さんの演技力に感嘆しました。
終始ほっこりですが、気付いたら涙が流れています。
映画を見終わった後も2人の幸せを願ってやみません。
心の中に清々しい余韻が残る良作でした。
損得抜きで結ぶ友情が生む小さな奇跡
一口に「BL」と言っても、
描かれる中身は広範。
例えば「BOOKOFF」の売り場では
『よしながふみ』も(今でも)「BL」にカテゴライズされている。
〔西洋骨董洋菓子店〕などは、多少の片鱗が見えるくらいも
〔執事の分際〕あたりでは、かなりハードな描写もこれありで。
まぁ、次第に仄めかす程度の表現の仕方になって行くわけだけど。
で、本作、件の「BL」を鎹に、
随分と歳の離れたJKと老婆が友情を結ぶ。
主演はリアルJKの『芦田愛菜』。
役柄は自分に自信が持てない引っ込み思案の、
世間に数多居る少女。
それが、おそらく六十ほども歳の差がある『雪(宮本信子)』との交流を経て、
大人への階段を登る脱皮をする。
そのために用意されたエピソードは何れも秀逸。
勇気を出しても、なかなかに思い通りにならない現実が
まことに真実っぽい。
そうした通過儀礼を経て、少しずつの成長をするのだが。
それにしても、彼女が演じる『うらら』の態度は
傍から見るとかなり過敏。
以前よりも「腐女子」は市民権を得ていると思うのだが、
そうでもないのかしら。
コミックを買う時にしろ、それをカフェでテーブルの上に置く時にしろ、
周囲への気の使いようは尋常ではない。
一方、同好の士が多く蔓延る「乙女ロード」近辺では、
そうした気遣いは無用のよう(笑)。
『宮本信子』の演技については論を待たず、他方
〔星の子(2020年)〕に続きリアルな年代を演じた『芦田愛菜』は
やはり頭抜けた力量と感じる。
とりわけ、難しいと思われる泣きシーンでも、
その自然さに殊の外感心する。
また喜怒哀楽の表現が秀逸で、説明や科白に頼らずとも
内に秘めた感情が皮膚や服装を通しても外に発露するのは素晴らしい。
彼女を観るための一本と言っても過言ではナシ。
劇中で提示される「BL」コミックのストーリーや科白が
現実の二人の関係性に照射される等の仕掛けも上々の出来。
物語の流れから、そうなる予感は既にしてあるも、
実際に場面として目の当たりにすると
爽快感さえ覚えてしまうのは不思議。
純粋に好きな趣味で繋がり合う交流が
なんとも温かく微笑ましい。
雪さんみたいな女性になりたい
雪さんが本当に可愛らしくて魅力的な女性でした。うららちゃんもとても優しくて周囲を思いやれる素敵な女の子で、美人のクラスメイトに嫉妬してしまう多感なお歳頃らしさも含めて愛おしくてたまらなかったです。
素敵な二人の間に生まれた友情が素敵でない訳がなく、温かい気持ちになれるやり取りで溢れてました。
単行本の発売頻度をみて、長生きを決意する雪さん、世界で1番可愛いおばあちゃんだと思います。雪さんの言動は終始可愛らしくふふと思わず笑いがこぼれました。
雪さんにおすすめするBL本に悩みまくるうららちゃんの気持ちは痛いほど共感できました。そっと見守る本屋の男性店員さんも良かったです。
幼馴染の紡くん、うららちゃんの部屋でBL本見つけても気づいてないフリするのできる男すぎました。それなのに、終盤ちょっとうじうじしてるのは可愛すぎました。
初めての漫画1冊描きあげる過程は、最初はうららちゃんの画力がリアルに悩ましくて、先行きが見えなかったけど、雪さんがうららちゃんを全肯定してくれるから、ずっと安心して見てられました。あんな素敵な作品になるとは想像しておらず、内容にとても感動したし、コメダ先生が元気付けられたのも分かる気がします。即売会で売り子やってる雪さんを見たいので、いつかリベンジして欲しいです。
うららちゃん母の「わたしたち小市民はせめての精神で」的なセリフが個人的に作中イチの名言かなと思ってます。
サイン会は号泣でした。二人が友達になれて本当に良かったと心から思いました。
押し付けがましくなく相手の意思を尊重しながら趣味を共有する、人付き合いで大切な心得を改めて教えてもらえるような作品でした。好きなことに真っ直ぐでい続けられるためにも、そんな関係でいられる友達を大切にしたいです。
起と承が特にスゴイ
2シーン目ぐらいで宮本信子と芦田愛菜が出会うんだけど、流れが自然ですごいね。それで、それぞれを描写して、また出会う。ここで芦田愛菜が『貸しましょうか』と言って一気に仲良くなるのかと思えば、それはフェイントで……って自然な流れがスゴイの。
やっとカフェで話ができたと思ったら、BLの恥ずかしさを、年の差で話をする恥ずかしさと誤解して、でも、それも解いてって流れもいい。
それで、芦田愛菜は、BLについて語れる相手ができてすごく喜ぶんだけど、それを、校舎内を走るシーンだけで表現するんだよね。うまい。
そこからも最小限の台詞で表現して良かったな。
物語が進んで「これは、芦田愛菜は、描くしかないだろ、マンガ」ってなって。『才能ない人はマンガ書いちゃいけないの』が勇気をくれるね。
それで芦田愛菜、作品を書き上げるんだよね。これがスゴイ。いきなり完成させた。
ここで『やったー!』と喜びを爆発させても良さそうだけど、『たのしかった』と呟くだけで、爆発と同じ効果を出してくるのもスゴイ。
コミケに行って出展できないのは『わかる』って感じだったな。冷静にみたら、周りのレベルと全然違うしね。でも「あんなに喜んでたのに」と気持ちを寄せちゃうね。買ってくれた幼なじみは偉い。それで宮本信子が『こんなに立派なマンガを創ってすごいじゃない』と締めてくれる。冷静に考えて、スゴイと思うよ。いきなりコミケに出せる作品を創ったって。
そのマンガの内容もいいね。そんなに面白い訳じゃないけど、初期衝動を感じる。縁側で食べるカレーは美味しいよね。
あと芦田愛菜のヲタクっぽい演技すごい。色んな芸能人がヲタク役をやるけど、みんなただ早口で蘊蓄をしゃべるだけなんだよね。キョドった感がない。
大体、芸能人なんてきらびやかな世界でやれる人たちで、ヲタクとは対極なんだよ。だから真似できる訳がない。
でも芦田愛菜はキョドってた。本好きだって言うし、陰キャ成分を持った人なんだろうな。
エンドロールを観てたら『脚本 岡田惠和』で、「これは、うまいの当たり前か」と思いました。
芦田愛菜も好きになったし、良い作品だと思うよ。
芦田愛菜と宮本信子をずっと観てられる
BLコミックを楽しんでいる17歳の女子高生・うららと、夫に先立たれ1人暮らしの75歳の老婦人・雪が、うららがアルバイトしてた本屋で出会った。美しい絵の表紙にひかれてBL漫画を買った雪は、初めてのBLに驚くが、コミックの中の男の子たちの恋物語に魅了された。BLコミックで意気投合したうららと雪は、雪の家の縁側で一緒に漫画を読んでは感想を語り合う友となる、という話。
芦田愛菜と宮本信子がBLコミックについて語るんだけど、苦手なBLでもサラッと流してくれたから良かった。
いつまでも観てて飽きない感じの作品。それはこの2人だからだろうな、って思った。
エリちゃん役の汐谷友希は背が高くスタイル良くて、背の低い芦田愛菜とは対象的だった。今後に注目。
ほっこりBL+人生入門編
普通の女子高生とおばあさんがBLをきっかけに交流を深め、小さな一歩を踏み出して行きますが、とても微笑ましく見守りました。少年の書く熟語が前半の女子高生の心情を表していたのが印象的でした。
前向きなれるいい映画
友人に誘われて鑑賞。
前情報も芦田愛菜と宮本信子がBLを通じて仲良くなるというくらいしかなかったので、先入観なく楽しめました。
芦田愛菜演じるいじめられてはないけど、クラスに友達いないボッチ女子感がリアルでよかった。
幼馴染のイケメンが彼女のクラスの人気女子にBL勧めて、クラスでもBLについて話し易くなったのに、かえって自分のサンクチュアリ侵された、と卑屈になる感じもリアル。
その幼馴染のイケメン男の存在は途中までいるのか?と疑問でしたが、本作でのBLが好きな定義が自分が介在しない恋愛を応援することが楽しい!、という事で幼馴染とクラスの人気女子の恋を芦田愛菜が少し一押しする、ということでストーリーと上手く繋がったのがいい。
ただ、物語の肝となる2人でBLマンガを作るところが、2人で作るという感じが無いのが残念。
個人的にはもっと2人で協力して漫画作成して欲しかったので星は0.5落としてます。(漫画の内容自体は主演2人の関係性を象徴した内容でとてもよく、芦田愛菜さんのナレーションもあり、泣いてしまいましたが)
しかし、好きなものを語り合える友人ができるという事はとても素敵で、明るく前向きになれる映画であることには間違いなし。
誘ってくれた友人に感謝!
わかったようなわからない題名だなあ
メタモルフォーゼとは、変化・変身を意味するドイツ語だそうです。
「変身の縁側」 うーん、なんだそりゃ・・・
この作品のなかでボーイズラブ(BL)という男性同士の恋愛を描きますが、衆道ではなくあくまで表面的なソフトな描写にとどまっています。
簡単に説明すると、女子高校生と老婦人がBLを通じ世代を超えて交流する話です。
違うなあ。交流を通じて、自分の殻を破ってちょっとだけ新しい姿になるお話です。
この話には悪い人は出てきません。皆さん良い人。
ただ、正直ちょっと物足りないです。
ご都合主義もそれなりに見受けられるので、だったらもっと徹底して主人公をはっきりと変身させたらと思ったのは自分だけでしょうか。
セーラー服の芦田愛菜
BL好きな女子高生(うらら)が、同じくBLを好きになったおばあさん(雪)と仲良くなっていくお話。
両名共に年相応の悩みがあって…。
ちょっと強引な感じはしたが人は一人では生きられないということを感じる映画だと思う。
中盤で描かれるうららの漫画がいいあんばいの下手さで良かった。
なんでもそうだが行動を起こさなければ何も起こらない、変わらない。
最初から全部うまくいくとは限らないけど(実際に漫画は2冊しか売れない)
それでも行動を起こすことによってひとは経験、学びを得て成長する。
年齢を超えてつむがれる友情が描かれていて良かった。
何よりもセーラー服の芦田さんが見れる貴重な映画ですのでそれ目当てで見に行っても面白い。
うっひょーうなじ最高!!
とか思ったのはナイショでお願いします。
良作でした。
カツサンドは勝利のアイテム
隠れ腐女子のJKと一人暮らしの老腐人がマンガを通じて友達になる話。
旦那の三回忌の帰り道、立ち寄った本屋で装丁の絵に惹かれてBLマンガを買ったことで沼っていく老婦人と、その本屋でバイト中の腐っていることを隠しているJKが、マンガについて語り合い意気投合しというストーリー。
まるまるモリモリ言ってた愛菜ちゃんがBLですよ!私の頭の中では未だに小学生のイメージですがw
そして宮本信子さんの「え゙っ!?」が流石です!w
色々気にしいで自信がなくて、自分をさらけ出せないJKと、彼女にマンガのことを教わりながら、温かく見守り背中を押してくれる婦人というドラマで、マンガがマンガなだけに大丈夫か?とも思ったけれど、その辺はコミカルに作用して良い感じ。
1/2がそんな相手に!?というご都合主義も、まあ何とかそれらしい体になっているし、優しく温かく愉しい作品だった。
どうでも良いけど私が知っている最も画数の多い漢字は雲×3+龍×3の「たいと」です。
とてもいいストーリーを丁寧に撮っている
いいストーリーだった。二、三箇所泣けた。
女子高生とおばあちゃんのBLを介しての友情物語。隠し味は、このおばあちゃんにも昔マンガに夢中になった時代があったこと、その時の思いが成就できないでいたこと。そのことがこの女子高生との強い結びつきになること。
映像も美術も丁寧に作られていて、脚本も岡田恵和ということで手堅い。が、欲を言うとなんか遅い。テレビだとこのくらい丁寧にやってもいいのかもしれないけど、映画はもっと省略して前に進めることができるので遅い、と感じてしまった。
あれとあれが繋がって〜という奇跡が丁寧すぎるばっかりにそんなにサプライズになってないのでもったいないな、と。
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