「「あの頃。」に勝るとも劣らない作り手の心意気」メタモルフォーゼの縁側 わたろーさんの映画レビュー(感想・評価)
「あの頃。」に勝るとも劣らない作り手の心意気
この手の映画で登場人物が誰も死なないのが良い。安易に死に頼らず心を震わせてくる、原作を大切にしながら映画的表現にもチャレンジしている、こういう映画の作り手の心意気にあっぱれを贈りたい。
「あの頃。」を想起させる。趣味を通じて友達ができる。周りからの目線も気にしつつ、身内ノリを高めていく。そしてその趣味から新たなチャレンジをする。
芦田愛菜のヲタク特有の早口と、宮本信子のユーモラスな立ち振る舞いが非常に調和がとれている。主題歌も可愛いねえ。
縁側という場所もすごく良くて。名前で天気に触れておいて…という流れも美しくて。同じ画角を用いるタイミングも絶妙で。
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