THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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あの山王戦の映画化と考えるとかなり微妙
あの山王戦の映画化と考えるとかなり微妙。
・宮城の手紙や湘北の解りやすい嫌な先輩など、どうもありがちで安っぽい。削った原作の名シーンを到底凌駕出来ておらず、作品の熱を喪失している。
・宮城を偏重しすぎて作品のバランスを崩している。
・映像はリアルで面白いが、逆に漫画的な演出が無さすぎ名シーンが薄く物足りない。
演出を削りスピード感を出した割には、回想が多く長すぎ、盛り上がる所で再三試合が切れて映画のテンポは寧ろ非常に悪い。とにかくチグハグ。
・声は桜木だけはイメージと違いすぎるし、演技も一本調子で、致命的に合っていない。
残念ながらトータルで良作とは思えなかった。
スポーツ漫画界の金字塔
今年1本目。
ここ最近の映画で一番良かった。日本が誇る漫画、アニメ、映画文化の最先端を3DCGを駆使して表現していた。
初見の人も原作好きの人も楽しめる。私は10年前に1回読んだきりだったが当時の記憶が蘇った。ほんとに良かった。
そんなタマじゃねーよな
そんなタマじゃなかった。第一に映像が素晴らしかった。
私は原作未収だし、予備知識も無かった。それでも問題なく見れたので知らなくても大丈夫。知ってた方が楽しいだろうけど、試合の結果も分からないためずっとハラハラして見れた。これが超楽しい。
CGを使って、有り得ないほどリアルで迫力のある試合が描かれてた。これが中々凄い。のっぺりするのが嫌でCGは嫌いだったけど全く気にならなかった。凄い技術。
試合の合間合間に挟まれている、過去のストーリーもちゃんとタイミングが考えられているし凄く感情移入しやすい。原作愛が感じられるって言われてるのはこういうとこかなって思った。原作読んだことないけど原作愛を感じた。
宮城リョータくんって子が主のお話だった。原作では描かれなかった部分だとか。原作が好きな人達からしたらこの付け足しは蛇足だと思うのか、どうなのかは分からないけど私は試合といい塩梅を取れていたと思う。どちらか一方だと退屈してたかも。
流川くんがカッコイイ。これに尽きます。
漫画が映画で更に感動的に、静寂含めた音楽も最高
普段はあまりアニメ作品は見ないのだが、予想以上に期待を裏切られて,素晴らしい作品だった。
事前知識やレビューを一切見ずに映画鑑賞。ストーリーも原作には無かった部分が組み込まれていたが、不自然さを自分は感じなかった。
漫画がアニメーションやモーションキャプチャといった最新技術を使う事で映画に昇華していて感動。
音楽も良いし、後半の静寂も、観客も一切音が無く無音で進むストーリーも良かった!!!
見てよかったけど、もう一度見たいとは思わない
一緒に見に行ったスラムダンク好きの人は
「ファンにはたまらない」「最高」「絶対もう一度見る」と言っていた。
私はほぼスラムダンクの知識無し、バスケのこともよく分からないで見たが
迫力気迫のある試合と、随所に物語性もあり全体的にはそこそこ楽しめた。
バスケのリアルな緊張感、空気感、こういう風に頭を使うスポーツなんだと知られたのも良かった。
先に漫画やアニメを見てそれぞれのキャラクターに思い入れがあればもっとずっと感動したと思う。
星3つなのは、まず何も知らない人からすると
回想シーンと現在(試合)のキャラクターが繋がりづらい部分があり、この人がこの人でいいんだよね…?と度々考えた。
また、スポーツ観戦が特に好きな方ではないので正直試合を見続けることに飽きることがあった。
あとはリョータのお母さん、辛いだろうけど息子にもうちょっと寄り添ってほしいと思ってしまう…(そういうシーンがカットされてるのかもしれないけど)
あなたが出会う”最初の”スラムダンク
実績のある企業のプロモーションで
新たな客層を狙うためのコピーとして
”THE FIRST”というWordがしばしば使われる。
つまりこの映画はそういうこと。
オールドファンに、まだ見せていなかった山王戦を
見せるためのファン感謝祭映画ではない。
という宣言にも近い。このタイトルは!
最初に5人が並ぶシーン。
手書きイラストから白黒漫画へ、
色が付きアニメーションからCGとなり
主役5人が躍動する。
この禁じ手は、
”この映画はこれを見る映画ですよ”という
挨拶代わりの映像表現。
これがむちゃくちゃカッコいい。
セルアニメでは物足りず、実写では演出不可能な
アスリートの躍動と迫力を表すのに最適な
3DCGモーショングラフィックスとの融合。
それを具体化した”初めて”の作品。
あえてトーンを落とした背景およびモブキャラと
緻密でリアルな躍動する選手たちの対比。
今後、この手法を取り入れた模倣アニメーションが
乱発するだろうか。いや、無理だ。
これを成功させている要素は、
間違いなく”絵師 井上雄彦”の表現技術に
他ならない。
漫画表現の最高到達点に達したといっても
過言ではない井上先生の、”初めての動画表現”。
果たしてこのTHE FIRST。
「最初で最後の」なのか
「最高到達点に達した最初の作品」なのか
「第一作目」なのか。
今後の展開など野暮な話はご法度であろう。
あ、ストーリーに関して?
原作のオールドファンの私にとっては、
冒頭からラストシーンまで、
ずっと涙で溢れて、なにも見えていませんでした。
もう最高の一言しかない!
何も情報を得ずに無の心で見に行きました!
終始泣きまくりでした!
感動するような場面でなくても今までテレビシリーズを見てた私はいろんな青春や思い出が蘇って自然と涙したところが多々ありました。
声優人がみんな違いましたが内容がまとまってて話にのめり込んで声優の違和感はなくなりました!
絵のタッチも最初どうなのか不安でしたが最高でした!
迫力がすごくてまるで自分がバスケ選手になったんじゃないかってくらい興奮が伝わってきました!
これから見る人、もう一度見る方!
絶対IMAXをお勧めします!
左右からバッシュの音や時計の針の音歓声など本当にリアルに再現してあります!
名シーンも取り入れてあった今回の作品!
本当にお勧めです。
いつも辛口評価ですが今日は違います!
挿入歌や音響面もベストタイミングで流れます!
これはもう100回見に行きたい!
そんな映画です!
ありがとう井上先生!
『またバスケがしたいです』という気持ちになりました!
少しだけで悪いか。
年末と年始、2回鑑賞してきました。
『SLAM DUNK』の事どれくらい知っていますか?
タイトルだけ……登場人物の名前……アニメ主題歌なら……
!大丈夫です!
杞憂や心配があればそのまま劇場へ持って行きましょう。私がそうでした
それは気付かないうちに興奮に変わり、臨場感と言う体験になります。
映像、演出、細かく書き連ねたい事はいっぱいあります…でも!
それよりも先ず口にしたいのが…心から溢れるものは…
「面白かった!…本っ当によかった。きてよかった…観に来てよかった!」
これなんです。
少しでも『SLAM DUNK』を知っているなら…いえ少しも知らなくても、劇場で体験してみて下さい
音が! 映像が!! 音楽が!登場する全てが!!
目の前のコートに引き上げてくれます
胸熱です。
原作未読。アニメもあんまり見てなくて。最初興味無かったのですが、友達に勧められて見ました。(その友達もマンガ未読アニメも見てない状態)
一言で言えば中々胸熱でした。特に試合のシーンでの諦めない感じだったり、自分も中学はバスケやってたので懐かしい感じでした。最後の試合のシーンも残り一分の所での攻防からラスト一秒では音無しで映像だけと言う中々しびれる演出でした。
少し残念なのが何故か桜木花道だけ声優変わってたり主題歌も違ってたのでそこはオリジナルで行ってよ~と思いました❗
SLAM DUNK素人でも
アニメが得意でなくても十分に楽しめました。ドライな関係でも、勝つことに向かって心を一つにしていく過程とか、登場人物の背景とかが緻密で隙がなかったからだと思われます。伏線の回収もお見事でした。モブがモブでない描き方も。例えば山王のリョウタくんのライバルなど。また、実写に近い動きもラスト周辺のハラハラドキドキとともにアニメの進化を感じました。
タイトルなし
公開前に色々と炎上していたが意外と手のひら返しで評価されるんじゃないかと思い静観していたら案の定ヒットしていたので劇場で観る事にした。
タイトルに「FIRST」と入っているものだから3部作構成の第1作目かなと思っていたがポイントガード=1番を務めるリョータの事を掘り下げた構成の作品と成っていた。
漫画、若しくはアニメを観ている事が前提のようなハショリッぷりで全編原作最後の山王戦のみを描いており合間合間に漫画では語らる事の無かったリョータの過去や家庭のエピソードが差し込まれていく。と言うよりもリョータのエピソードに山王戦が差し込まれているような感じか。プロローグ直後の漫画調の湘北選手が歩き出すオープニングシーン、最初に歩き出すのがリョータだからギリギリ判るかもしれないが前知識が無いとプロローグの子供リョータを観た後、試合をしている高校生の誰がリョータなのか暫く判らないまま観る事に成るんじゃないかと思った。他のキャラの説明や山王戦迄のエピソードが全く無い事から桜木が流川に対して当たりが強かったりといったオナジミのやり取りも意味が判らず、流川が最後に桜木へパスを出した所なんかも伝わってくる物が薄いんじゃないかと思った。ただ、そんな事は作り手側だって百も承知で作っているはずだからメインとなるリョータのエピソードを楽しむ事としたかったが内容が暗すぎて少々キツイ。山王戦で盛り上がっている所に度々エピソードが差し込まれて水を差されている気分。終盤は流石に少しウンザリしていた。
一方、山王戦の方は熱く魅入ってしまう。見せ場のシーンだけでなく、どんなに地味なシーンでもキャラがちゃんとバスケットの試合の動きをしていて素晴らしい。湘北、山王共に全力を尽くして戦っている姿には終始目頭が熱くなっていた。ラスト逆転迄の無音シーンは人が沢山観ている劇場鑑賞だった為か余計に静まり返っている感じがして呼吸をする事すら遠慮して暫く止めていた。
リョータをメインとした作品ではあったが自分を熱くさせてくれたのは、やっぱり桜木花道だった。
漫画見てた人は見るべし!
原作もアニメも見たが、正直声優さん変更になってもそれがまた合ってる!
というか、声優さんの話題より作者の井上さん・・・
あなたやりましたね。
これはもう原作を少年期、青年期とジャンプで見てた世代にはどハマりする!
まぁその分知らない人には受け入れ難いかも。
見るなら原作全巻読んでから行った方がいい!
久しぶりに力が入るアニメ映画見たわー
熱い!
単行本は何十回も読み返しているのに、映画でまた泣かされるとは思わなかったなー。昔では不可能だった映像技術の進歩で、臨場感が半端ありませんでした。アニメ版スラムダンクが成功していたとは言い難かったので、そこからのギャップにも素直に驚きました。
僕たちは本当の湘北を何も知らなかった。
控えめに言っても、シン・湘北な本作。
私たちが知っているアノ試合と、スラムダンクという物語のキーマン達の裏側を肉付けする事で物語の厚みが劇的に増している。これまで自分が読んでいた漫画版、テレビ版のどれとも違う、本当にリアルな熱量を感じられる。
特に漫画版って、読むスピードを無意識に自身で調整しているが、作者が感じているスピード感は、まさにこのファーストであり、だからこその胸熱がある。これまでいかに自分がそのスピードについていけてなかったか、認識させられる。
本作のストーリー自体は、漫画版と変わっていない。しかし、知っている内容にも関わらず、全編にわたり観ている私たちの涙腺を刺激し続ける。カタルシスまでの沈黙に耐えきれず身体が震えるほどだった。ここまで興奮と感動で鑑賞後疲れた映画はいつ以来だろうか。
とにかく、スラムダンク漫画版に少しでも胸を熱くした人は、映画館で観た方がいい。携帯も、時間も何にも邪魔されない、思う存分没頭できる環境で観られたら絶対幸せ。
涙と鼻水でマスクをダメにするので、替えの準備は絶対必要。
元日に鑑賞したけど、すでに2023年ベスト予定。
Rookies again
当該作品の週末興行成績は、初登場から4週連続1位で、
なんと、すずめの戸締り・AVATARを抑え、50億円を突破しています。
1990年から1996年まで少年誌に連載され大ヒットしていましたが、
当時バリバリの社会人だった私は、全く興味を持ちませんでした。
失敗も成功も経験し高齢者となった今、
ひょっとしたら、何か心打つ事を学べるかもしれないと思い、
今回のヒット理由を探るべく、元旦から映画館に足を運んでみました。
しかし、やっぱり、面白くなかった。。。
2008年TVドラマでヒットし、2009年には映画化もされた「Rookies」
と同じ理由で、当該作品もヒットしたのでしょう。。。
まさに、"Rookies again" でした。
Michi
原作未読者からの意見。
原作未読ですが、各登場人物のキャラがわかる作りになっていて置き去りにされることはなかった。ファンであれば感情移入できてより楽しめたんだと思う。
個人がクローズアップされつつもも途中にパス回しが入る時の一体感が、個人戦でもありチーム戦でもあるバスケの競技性を表してた(バスケ未経験なので想像ですが)。
桜木花道のトリックスターっぷりがもっと見たかったので、secondが作られるならばバージョンアップありきの原点回帰をして欲しい。
アニメーション技術は各時評を見ての通り。ドラゴンボールの時でさえアニメ技術の進化を感じたけれど、本作の作りは初体験でした。
見たかったものがここに
まず人物の動きの描写が、実際の人間の動きのように極めてリアルに描かれている事に驚いた。
フリースローを打つ前に少しだけ顔の汗を拭う仕草、相手ゴール前に迫ったボールホルダーがドリブルしながらパスの出し先を探る微細な目線の動き、シュートモーションでボールリリースの瞬間の微妙な指先の動き、など挙げればきりがないくらい、ベンチで応援してる人とか、フォーカスが当たってないキャラクターの動きさえも一人一人全く違っていて、それぞれ個性の宿ったちゃんとした人間の動きをしている。
モーションキャプチャーを使って実際の人間の動きをトレースしているので、当たり前といえば当たり前なんだけど、よく見るアニメの3D描写のような絵の不自然さは感じず、あくまで井上先生の絵そのまま。
そんな調子で赤木、三井、宮城、流川、桜木、小暮が躍動するもんだから、ミッチーのシュートモーションってこうなんだとか、リョータのドリブルってこんなムーブなのかとか、いちいち興奮せざるを得ない羽目になる。
(当然この動きも井上先生のディレクションによるものだろうから、まさに彼らの動きそのものということ!)
バスケは詳しい訳じゃないけど、素人目には、まさに現実のバスケの試合を、現実じゃ不可能なアングルで見てる気分だった。
今作は湘北のメインキャラ5人のうち、ある一人のキャラクターの過去の出来事と、それを経た今、彼がどんな思いでプレーしているのかが描かれる。
(伏せた表現しなくてもおわかりだとは思うが)
ーー漫画やTVアニメで出てきたキャラクターの他にも、実はスタンドからコート上でプレーする彼を見つめる存在がいたーー
彼のバックストーリーを知った上で、今もう一度原作を読み返したくてたまらない。
話題になった声優さんについてだけど、あくまで個人的な印象で、桜木役の木村昴さんの演技だけは、少し違和感を感じざるを得なかった。
木村さんのイケボを活かすような、イケメンキャラっぽさに比重を置いた感じの演技をされてたので、なんというか、桜木の豪快でお調子者なキャラクターに、常に8割9割程度のパワーボリュームで声を当ててるようなイメージ。
ほんの若干、口調や声のトーンが桜木のキャラクターと噛み合ってない印象がずっと続く、僅かな気持ち悪さ。
「イケメンなジャイアンじゃん」とか「一郎ボイスじゃね」とかいった声が聞こえて来そうな、ともすれば微妙に下手だとも評価されてしまいそうな感じ。
今作は基本的にギャグの要素が少なく、他の四人の声優さんも、どっちかというとアニメ調というよりも自然な感じで演じられてたので、アニメの草尾毅さんの時ほど大げさじゃなくて全然いいんだけど、もう少しパンチというか熱さがあればしっくりきたかもしれない。
かつてスラムダンクを読んで涙した方、熱くなった事のある方、影響を受けてバスケを始めた方なんかは特にご覧になって損はないと思う。
というかもう見てほしいと言ってしまいたい。
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