「うーん……。」THE FIRST SLAM DUNK 愛梨さんの映画レビュー(感想・評価)
うーん……。
アニメはチラチラしか見てませんでしたが原作はがっつりリアルタイムで読んでました。
公開前のポスターを見て「まさか主役をリョータにするの?えーちょっと見てみたいかも」とドキドキしつつも、多分中の人は一新されちゃうよなぁ……(なにせアニメは30年前ぐらいのものだから、中の人たちも当時は高校生の声出せただろうけど今は流石に無理だろうし)が気になりなかなか見に行く気になりませんでした(余談ですがそのせいで私は大山のぶ代さんから代わって以降はド◯えも◯が見れなくなった。声はめちゃくちゃ気になるタチなので)。
しかし見たいものは見たい。
なにせアニメ化されることなく終わった山王戦が見れるわけだし。
悩みに悩んで、結局は鑑賞を決意。
リョータを主役にしたのは新鮮に写りました。
思っているよりは違和感なかった。
声も実はそこまで覚えてなかったみたいでちがーう!!みたいなのはそこまでない。
むしろリョータとミッチーはこっちの方が好き(でも花道と流川くんはアニメの方が好きかなー)。
あと、リョータといえばミッチーとの確執だよねが全面に出ている作りになっているので、思いの外がっつりミッチーが出てたのが私には嬉しい誤算でした。
私はリョータとミッチーが最推しなので。
ただやはり本来は花道が主役なのでリョータを主役にしたがためにカットしたシーンがあり、原作を知ってるとそれが時たま「え?あれやらないの?」になりました。
それから敢えてテイストを変えたかったのか今だとコンプライアンス的にダメなのか、原作にあった男子校生特有のわちゃわちゃ感やおバカっぷりがごっそり抜けてました。
まぁそこは別にそこまで気にならなかったのですが、ダメだ私はどうにも解せぬと思ったのが2つあり、そのレベルは星の少なさに出てしまってます。
まずひとつめは、リョータの過去というか家族の話をなんであんなにがっつり描いたんだろう。
しかもビックリレベルで暗いヤツを。
もともとは週刊少年ジャンプに掲載してた作品なのでただでさえ家族の話を出されると違和感があるのに、なんで……?
そしてもうひとつは、……まぁこれは人それぞれでしょうけど。
宮城リョータといえばミッチーよりもヤスと彩ちゃんじゃないの?
なんでヤスと彩ちゃんのエピソードないのよって不満に思ったのは私だけ??
家族の暗い話なんかいらんしミッチーとの喧嘩シーンもくどすぎる、あんなに必要ない!
私はヤスと彩ちゃんの話がもっともっと見たかった!!
なんで?なんでなの??
なんでなの井上さん。
なんでなのよー。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
せっかく絵もキレイになってたし山王戦そのものは面白かったのに、そこが私の中ではなんでなのよー!!!!!……でした。
原作者の井上さんが脚本&監督と聞いていた分、余計にガックリです。
とにかくそこが不満すぎて星は大幅に減らしてます。