「暗い」THE FIRST SLAM DUNK nanasiさんの映画レビュー(感想・評価)
暗い
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試合のシーンはコートのスケール感もリアルになっていて見応えがあった。
しかし、宮城のバックボーンとなる内容が暗く陰鬱。原作を読んでいた時の自分の中での宮城のイメージとかけ離れていて、家庭内ではこんな重い過去があったと知ってしまったら原作を以前のようには読めなくなってしまった。
また、最後のシーンで宮城がアメリカでバスケ選手になっていたのも納得いかなかった。
アメリカは流川が挑戦する話しのはず。映画は「ファースト」であることからある種パラレル的な位置かもしれないが、それだと何のための映画化なのか疑問。原作ファンとしては原作の映画化を望んでいるわけでパラレルは好きではない。
映画では描かれていないが流川もアメリカに渡米してると考えてもいいのだろうが、自分が想像していた宮城は高校卒業したらバスケから離れて趣味でプレイする程度の距離感になると思っていた。こんなことを言ったら元も子もないが、そもそもアメリカでバスケ選手になるなんてそんなに簡単なことではないと思う。
世間で面白いと話題になっていたが、いままで避けてきて会社の同僚に勧められたので見てみたがやはりみなくても良かったかなという印象。
スラムダンクはやはり桜木が主人公でアツいスポーツものとしてみたかった。家族の重いエピソードは求めてなかった。残念。
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