「「左手は添えるだけ」(既出)」THE FIRST SLAM DUNK いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
「左手は添えるだけ」(既出)
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今作品のレビューの題名は沢山の人が被っていると思うが、やはり今作品のクライマックスなので掲出してみた ちなみに今作では桜木は口パクで言葉を発出していない その部分に原作者でもあり今作監督の気持が最大級に表現されているのであろう
まさかのリョーチンを主役にクローズアップさせ、同時に山王の沢北の描写も織り交ぜつつ、監督の思い入れの強さを感じさせる(実際は分らないが)作劇となっている
上記の通り、ストーリーとすれば山王工業戦のみを軸に宮城リョータの人生をフェイドしながら、スラムダンクのクライマックスをアニメーションとして再構築した作りである
それぞれが濃いキャラ設定故に、1人1人の物語を詳らかにしようとすると却って視点がぼやけてしまう危険の中で、敢えてリョータを選んだ所に今作のキモが潜んでいるのであろう その真意を解釈するには、今一度原作を読み返さないといけないのではと思うのだが・・・
とあるラーメン店で、正に最終刊、流川と桜木が掌を鳴らした時、迂闊にも涙を流してしまったことを今でも鮮明に覚えている 動画ではあっという間のあの瞬間、長い長い伏線が回収される効果をまざまざと体感させられた事が昨日のように思い出される
映像自体のヌルヌル感は中々払拭できないが、それでもウェルメイドとしての最高峰を堪能させてもらった作品であった
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