「雪山ホラー」ブラック・リッジ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
雪山ホラー
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ジョージア人を傷つけると一生祟るぞと言わんばかりの雪山ホラー。
爺さんのナレーション、2017年にジョージアのスキーリゾート、グダウリのブラックリッジで孫娘がスキー中に当て逃げされ死亡の事故。劇中ではカップルのスノーボーダーが犯人として映るがゴーグルで顔は解らない、3年後にグダウリを訪れた主人公のアメリカ人カップル、いかにも犯人像とダブるが女性は2年前からスノボーを始めたと言っているので別人だろう。
事件後ブラックリッジを訪れるスキー客を狙った事件が頻発し入山禁止となっているにも関わらずカップルはヘリで入山、言わんことじゃないスノーモービルに襲われ男は連れ去られ女性はなんとか生き延びる。
犯人は子を殺された母親らしい、ジョージアの首都トビリシに右手に剣、左手にワインを持った母親像が建っている、ワインを振る舞われるか剣をお見舞いされるかはあなた次第ということか、まさにジョージアの強い母像として重なります。
カップルはホテルに着くなり、斧を持った殺人鬼とか風呂場の腐乱死体とか物騒なジョークばかりで違和感満載、念を押さなくてもホラーだろうとは察しがつきますよね。
雪崩に埋もれても崖から落ちても生き残るタフさは信じ難たいが悲劇のヒロインだから生かしておいたのでしょう。男の方は婚約指輪を持った血塗られた雪だるまに変貌、そんな手の込んだ殺し方をするのも演出過多、犠牲者の数だけ十字架が掘られているが途方もない数、警察がちっとも動いていないのは不自然ですが国際的なリゾートということで隠ぺいしたのでしょうかね。ホラーにしたいのはわかりますが稚拙なシチュエーションでした。
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