アウトポストのレビュー・感想・評価
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エンタメ目的ではない
事実を記録するために制作された意図。地獄を再現し兵士全員にスポットを当てることで如何にもなヒーローはいない。
あっけなく死亡していく登場人物にリアルはこうだよなぁと考えさせられた。
良作です。
戦闘は現場で起こっているんだ、会議室じゃない!
某大人気刑事ドラマのセリフを思い出してしまいました。
こんな無謀な作戦を立てて、危険な戦場に兵士を送り出したのが、ベトナムじゃなくて、2009年のアフガニスタンだというのが驚きです。
本国ではそれぞれ、良き父親、良き息子であろう兵士たちが、「能力なんて関係ない、生き残った者が強者」と言う環境。美化している部分もあるかもしれませんが、実際の本人たちを見ると、ごく普通の人間という印象です。
タリバンのほうは、命の軽いこと。こんな無駄な犠牲を出すような事を、いつまで続けるんでしょうか。
エンディングは長めですが、歌が終わっても帰ってはいけません。貴重な映像を見逃すことになります。
勲章なんていらない
アフガニスタンに前哨基地を作ったはいいが、すり鉢の底に作ってしまったが故に、逃げ場のない地獄を味会うことになった55人の米兵の実話の映画。
日本人からすると、既視感のある場面でした。玉砕にならなかったのは遅くなったが、味方の航空部隊が来てくれたから。参謀がコロコロ変わるなか、勇敢に戦った兵士たちの妥結力や友情が強調されますが、一番とは言い難い。
私はケイレブ・ランドリー・ジョーンズを見たかったので観賞しましたが、兵隊さんなので、誰が誰だかわかりにくい。途中で死なないでと祈りながらの観賞でした。
臨場感はすごかったです。
アメリカ人が少数部隊でこんな地獄を経験した戦闘はたぶん初めてなのかも知れませんね。
エンドロールが退屈でなかったのと、ギターの歌がよかったので満足ですが、あの歌詞は上官にはストレスで、戦意をそぐので、とがめられても仕方ない内容でした。
なんかキレイにまとめられていてとは思いましたけど、最後のケイレブ・ランドリー・ジョーンズもすごくよかったです。
初日のシアターはミリタリーオタクっぽいおじさんが多かったような。そうゆう方には期待はずれだったらしく、すぐ出ていく人が目立ちましたが、最まで見ないといけませんです。
アフガニスタンの部族の長老たちとの交渉もなんだかインチキ臭くて、ナメていたような。それは米軍の方針だから、ひとりひとりの兵隊が口を挟む余地もないのですけど。ハンスが死んでしまって、残念でした。私もA型なもので。
なんのために、米軍はアフガニスタンに侵攻したのかなんて今さら言っても仕方ないのでしょうが、昔の西部劇のような感じは否めないかなぁと思ってしまいました。
糞尿をガソリンかけて燃やす必要あるのかなぁ?
勲章なんていらないですよね。
【”天国の門、地獄の門” 飛び交う銃弾、RPGがアウト・ポストに降り注ぐシーンの激烈さに震撼する作品。個性派俳優、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズが新たな一面を見せた強烈な反戦映画でもある。】
ー 米陸軍がアフガニスタン北東部カムディシュに設けたアウトポスト(前哨基地)。
タリバンの攻撃を考えると、何故あのような山に囲まれた窪地に米陸軍は、当時、基地を構えたのか・・。
冒頭、この基地は、その脆弱性ゆえに、全滅した南北戦争時の英雄、カスター将軍の名にも例えられている・・。-
■感想
・前半は、”真綿で首をゆっくりと絞められているような”、嫌な雰囲気が観ている側を包み込んでくる。
基地に赴いたロメシャ軍曹(スコット・イーストウッド)は、基地を取り囲む急峻な山々を見て、絶句する。
無理に明るく振舞う54人の兵士たち。
司令官、キーティングはタリバン制圧よりも、現地部族の長老たちへの懐柔を謀ろうとするが、あっけなく事故死。
その後も、新しき司令官が来るが、兵士たちとの距離は縮まらず・・。
- 前半は、散発的に攻撃してくるタリバン兵の銃撃や、仲間が爆殺されるシーンを時折入れつつ、観る側の不安感をあおる・・。PTSDになり、帰国する兵士。
そして、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ演じるタイ・カーターは、誤って銃弾を運ぶ間抜けな役として描かれる。
”直ぐに殺されるのだろうな・・”と不謹慎な事を考えながら、嫌な気分で鑑賞続行。-
・後半は、急転し、今まで姿を見せなかったタリバン兵が、大量に現れ、山を降りてくる。
飛び交う銃弾、RPGの雨霰。物凄い迫力である。
次々に斃れていく兵士たち。
多くの兵士たちが死を覚悟する中、短パン、Tシャツのタイ・カーターは、命懸けで地面に倒れている瀕死の仲間を一人、又一人と安全な場所へ運ぶ。正に、必死の形相で・・。
- ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、畢生の演技である。少し、涙が出る。前半、馬鹿にされていた仲間を必死に救おうとする姿。ー
<今作は、キャスティングとしては、”スコット・イーストウッド”が主役なのであろうが、私の中では完全に”ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ”が主役だった作品。
彼は、「バリー・シール/アメリカをはめた男」では、ジャンキーを。
「ゲット・アウト」では、不気味な一家の不気味な長男を。
「スリー・ビルボード」では、滑稽な小さな広告代理店店主を演じてきた。
所謂、個性派俳優である。
今作でも、個性的人物を演じているが、人として遣るべきことをやった崇高な男を演じた姿、命懸けで助けた男が、結局死に至ってしまった事を知った時の表情は、暫く忘れられそうにない。
エンドロールで、当時の様子を語る元兵士たちが語る通り、今作が強烈な反戦映画であることは、言うまでもない。 ー 一部の方は、出演もしています。 ->
RPGが打ち込まれるたび、着激音が腹に響く。
ストーリーというストーリーはなく、基地内での日常が繰り返される。
前半は散発的な戦闘が続くが、後半の激しい総力戦は見応えがあった。
RPGが打ち込まれるたび、着激音が腹に響く。
多くあるミニタリーアクション映画のひとつ、といった位置付けであると思う。
戦場の臨場感
題名の「THE OUTPOST」とは、「キーティング前哨基地」のことです。
映倫区分は、Gなので誰でも鑑賞できます。
2006年、アフガニスタン北東部ヒンドゥークシュ山脈のパキスタンとの
国境付近でパキスタンからアフガニスタンへの武器の密輸や武装勢力の
流入を防ぐためにキーティング前哨基地は設営されました。
キーティング前哨基地は、四方を山に囲まれ、山から攻撃されたら、
守ることが難しい基地です。
登場人物が紹介されるので、顔と名前を覚えないと映画を理解できません。
全員同じ軍服なので、見分けるのは大変です。
登場人物については、公式ホームページで事前に確認しておいたほうが
良いです。
地域住民を敵にしたら、敵に囲まれることになるし、地域住民から敵と
なるタリバンへ情報が伝えられるのも避けたいので、地域住民への生活
支援も欠かせません。
常に、米軍はタリバンからの攻撃にさらされ、最前線基地という感じが
伝わってきます。
この場所に数か月間は駐留しなければならないと思うと、平常心を維持
することだけでも大変で、気が狂いそうです。
途中で、タリバンがどのように攻撃するのかを想定するシーンがあります。
このシーンが、カムデシュの総力戦の全体像になるので、よく聞いて理解
しましょう。
2009年10月3日、50名あまりの米軍と300名以上のタリバンとのカムデシュ
の総力戦が始まります。
映画では数十分ですが、実際には14時間も続くとなると想像を絶します。
エンドロールと一緒に、このカムデシュの戦いに参加した兵士たちの
インタビューが流れますので、エンドロールまでゆっくりと鑑賞しましょう。
各種武器については、パンフレットに詳しい説明があります。
パンフレットを事前に購入し、読んだ方が映画を理解しやすいです。
臨場感溢れる体験型ムービー
非常に臨場感溢れあの世界観に没入でき、見応えが非常にある体験型ムービーであった。
2009年アフガニスタンに設置された米軍基地の実話作品。
冒頭から丁寧に相当数の兵士の名前が紹介される。最初は違和感を覚えたがきちんとエンドロールでその理由が回収される。
この作品の魅力は臨場感が非常に溢れているところだ。いくつかの兵士をピックアップし彼らの物語を描くのではなくあくまで舞台となったキーティング前哨基地での出来事だけを描く。
その為前ぶりもなく敵から攻撃を突然受けたり、さっきまで元気だった兵士が瞬時に亡くなったり、兵士同士の会話なんかも含めて全てにおいて人が手を加えたストーリー性を感じることなくあの場に自分もいるかのような臨場感を楽しめる。結構早い段階でこの作品に没入してしまってる自分がいた。
戦争映画である以上もちろん敵を攻撃し破滅していくのが主となる展開ではあるが、やはり戦争である以上こちら側も攻撃を受け、そして多くの負傷者も出る。
どんなに絶望的な致命傷を負っても見捨てる事なく、生き絶えるまで仲間の助け合いが描かれているがその姿はとても美しい。
最後にエンドロールではキーティング前哨基地にて亡くなった兵士の紹介がなされていた。
やたら冒頭から相当数の兵士の名前が紹介されていたのはこの為であった。
生存問わずこの舞台に携わった兵士全てに強い敬意を感じ心動かされた。
戦争映画は数多く存在する。
一人の兵士にスポットを当ててその背景や物語を感じ、兵士の前に一人の人間である作品もまた楽しいものだ。
それらとは異なりこの作品のように徹底した臨場感溢れる戦場を、そして最初から最後まで兵士である勇敢な姿を描かれたこのタイプの作品もまたとても見応えがあり楽しいものである。
戦争、戦場とは程遠い生活を送れているからこそこういう作品を見て少しでも彼らのような勇敢な人間を理解し、そして敬意を持ち続けたいものである。
オーディオ6chでの観賞。発泡音は遠近を無視した酷い出来。映像もど...
オーディオ6chでの観賞。発泡音は遠近を無視した酷い出来。映像もどこか臨場感がなくカメラワークはB級程度。期待したが近代戦の名作には二歩、三歩と及ばない。
すごかった
アフガン戦争の実話の映画化だそうで、タリバンの大群に襲われる地獄絵。7人が戦死したとのことだったが、20人くらい死んでいるような感じがする。命がいくつあっても足りない。銃撃戦で死ぬだけでなく、トラックが崖から落ちても死ぬ。しかも隊を仕切っている上官が自ら運転して死ぬ。それほど危険な任務を部下には任すことができないという責任感だったのだろうか。もっと早く戦闘ヘリに来てほしいし、そもそも備えて近くに配置しておいて欲しい。
個人名が最初に出たのだけど全く把握できないまま最後まで終わる。2回か3回見ると発見が多そうだ。ほぼ女っ気がなくて、アフガン人の死体とカウンセラーだけだった。
大迫力の戦闘シーン以外にも見所の詰まった戦争映画
戦争映画の醍醐味といえば、銃弾飛び交う戦場にあたかも自分もいるかのような臨場感を体感できることだと思う。もちろんこの映画も大迫力の戦闘シーンで楽しませてくれるのだが、本作をよりユニークで興味深くしている要因が「基地のリーダーが変わることで部下たちの士気が激しく浮き沈みする」ということをわかりやすく描写した点にあると思う。
自ら危険な役を買って出る勇敢な指揮官もいれば、積極的に部下の声に耳を傾ける指揮官、部下たちから「臆病者」と揶揄される指揮官まで人それぞれで「指揮官が変わることでチームの雰囲気が一変する」ところが大変興味深く面白かった。観賞後に本作のロッド・ルーリー監督が4年間の従軍経験があるということを知り、もしかしたら軍隊の現場で実際にずっと肌で感じていたことを表現しただけなのかもしれないな、と思ったりした。「chapter1」みたいな形で各指揮官の名前のトビラで区切っているのも効果的だった。
出演者では、カーター役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズが不器用な青年が過酷な状況下で成長していく様子を見事に演じていて、同じ役でも序盤と終盤ではまるで別人のようだった。
I found the following comments.
If you like war movies, check this out.
If you like movies accurately based on books, check this out.
If you like thrillers/suspense movies, also check this out.
真実の戦場を実体験出来ます。
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