「踊る足」リル・バック ストリートから世界へ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
踊る足
ヤバい。感じたことを全て文章化することが、とてもじゃないけど出来そうにありません。
とにかく。
The Dying Swan の素晴らしさ、ですよ。
もう、10年も経ってるんですね。ストリートのヒップホップダンサーが、Nobleなバレーの教育を受けて表現者としての才能を開花させて行く。メンフィスと言う、歴史的にもアフリカ系アメリカ人に取っては特別な意味を持つ街に生まれ育ち。ダンスに情熱を向けることで、ギャングの道に足を踏み入れることがなかったと言う少年。教育、大人たちの愛情、本人の努力と意識。貧困との決別は、そこに尽きるか。
メンフィスの戻ったリル・バックがダンスを教えながら言うんです。
「音楽を聴け。そして、分解し再構築せよ。」
それって、全く、ジャズと一緒だよ。と言うか、古典音楽さえも同じだよ。
そもそも、彼に芸術家としての資質が備わっている、ってのもあるんでしょうが、勉強もしているんだろうなぁ、ってのは感じました。
☆は、彼のダンスへの称賛です。
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