「メイキングの方が面白そう」漁港の肉子ちゃん 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
メイキングの方が面白そう
2021何映画館鑑賞58作品目
7月1日(木)イオンシネマ新利府
原作未読
日本中を点々として漁港に住み着くようになったデブのニクコと娘のキクコの物語
泣けるポイントはマリアのことを二宮に洗いざらい話したことでふと気づきあとでマリアに謝罪するキクコ
もう一つの泣けるポイントはニクコとキクコが名前は似ているけど見た目は全然似ていない理由が明らかになるところ
ほろっときたし少なくとも駄作ではないが
MVPは名優大竹しのぶ
自分には合わなかった
自分はターゲットじゃなかった
世の中でこれを絶賛する人がたくさんいてもまあそうだろうと思うだけだ
女子の方が刺さるんじゃないか
原作者も女子だし
『Dr.スランプ』や『きんぎょ注意報!』じゃあるまいし脇役の動物たちが人間の言葉を喋る設定は必要無かったと思う
二宮くんの変顔が趣味という設定も必要無かったと思う
あれじゃまるで鏡を見る寄生獣だ
そもそもこの作品はアニメ化にする必要はあったのだろうか
むしろ実写向きではなかろうか
焼肉だってミートソースだって高台からの港の眺めも実写の方が良かったはず
実写の動物に声当てする方がアニメより面白いと僕は思う
精巧な模型だってアニメより実写の方が感動したはずだ
でもそうなると大竹しのぶのスリムな体型ではニクコを演じることができない
歯痒い
さんまがプロデュースしているわりに所々すべっていた
肉の脂のせいじゃあるまい
大竹しのぶがスタジオで声当てしている様子を観ている方が面白そう
エンドロールはGReeeeN
エンドロールのあとおまけあり