「映すべきものを映さないへそ曲がり映画」リーサル・ストーム odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
映すべきものを映さないへそ曲がり映画
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原題はForce of Nature(自然の力)、邦題はメルギブソンが出ているからリサールを付けたのでしょう。ポスターにあるハリケーンの惨状は描かれません、だって予算の無いB級映画ですから。
巨大ハリケーンと言っているだけ、単なる強盗映画ではありきたりなのでハリケーンを借りて多少なりとも緊迫感を添えたかったのでしょう。
とにかく酷い脚本、馬鹿警官は誤って誰かを撃ち殺したトラウマに悩むと言うことらしいが撃たれた相手をもったいぶって映さないので状況が読めません、自殺願望はリサール・ウェポンのメルギブソンをなぞりたいだけでしょう。
強盗事件はとあるアパートで起きますが奇人変人揃い、100ポンドの肉を食うペットを飼っている黒人、これまたもったいぶってペットを映しません。どうもこの監督、おあずけが好きで気を持たす作戦のようですがとんだへそ曲がり、いらいらします。
他の住人も強盗に狙われるピカソや高価そうな絵を持つ謎の老人、まるで武器庫のような火器マニア、メルギブソン扮する老警察署長など・・。メルギブソンはもっと活躍するかと思ったが老優の名前に頼っただけであっさり昇天、客寄せパンダでしたか・・。
5分で決着するような強盗劇をハリケーンを絡めて無駄に引き延ばすからかったるい。
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