ローズメイカー 奇跡のバラのレビュー・感想・評価
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サラリとした感動の物語、、、しかしもう一歩欲しい。
苦戦する個人営業のバラ園。
106分という時間に凝縮し
クドく無い内容にした。
父から受け継いだバラ園を守る女主人。
バラ一筋の彼女に戸惑う新人の3人組。
とは言え聞く耳を持たない女主人ではない。
演じたカトリーヌ・フロの繊細さは素敵だ。
妙に長くならずサッパリとした進行に
ハラハラしたりジワッと潤む場面もあるが
逆にエピソードの欠落を感じた。
驚きと感動を考えると
そこは惜しいと思う。
※
苦しいバラ園の経営
カトリーヌフロ扮する家族経営のヴェルネバラ園のエヴヴェルネは、バラの新種を作っていた。しかし特許を持ちながらもバラ園の経営は苦しかった。
綺麗な物を作るのは相当大変な事だろう。エヴはやけになる事もあった。それにしても犯罪者の更生目的に雇うなんてね。さらには他社に忍び込むなんてさ。開発目的でもあんまり感心しないね。更生しようとする前科者に犯罪やらせてどうする。でも前科者たちが頑張ったな。前科者たちに免じて許してやろう。
とりあえず楽しめました
美しいバラ、美しい香り、ステキなロケーション、あの世界に行ってみたくなる作品でした
ただストーリーがとても強引に感じました
目的のためには手段を選ばない主人公、コメディタッチの映画と思えば良いのですが共感できず
一緒に頑張る新しい仲間の3人の1人だけどういう状況なのかはわかるのですが、あとの2人の背景も同じように見せてくれたらもっと良かったのにと思いました
あまりにご都合主義にまとめた「めでたしめでたし」のストーリーで、良いのは良いけどなんか物足りなく思えた作品です
「美のない人生は虚しい」
フランス郊外で
父から受け継いだ
バラ園経営者エヴ
経営危機の中
世界バラコンクールに参加する為
社会復帰訓練所から来た
訳ありな3人と
新種の開発を試みる。
バラ育種に関して
全くの素人3人を
巻き込み ライバル社に
忍び込むシーンは
如何なものか
でも、そこはコメディと言う事で・・・
バラの交配(マリアージュ)については
私も無知なので
その方法を知る事ができました。
新種のバラは、
希少なバラの両親を選び
種子を交配させるのですね。
エブの持つバラと
ライバル社に
保管されているバラを
交配させようと
忍び込むという訳ですが・・・
バラ園に
香りがするかのように咲き乱れる
多くのバラが
とにかく美しくて感動します。
経営難で、いろいろ差し押さえられ
3人に払うお給料も厳しい中
バラの季節ではないが
発想の転換で
今ある バラを売る為
3人がユニークな方法で
売り歩くシーンも面白くて
墓地で、他の花屋に集中する人達を
こちらに呼び込もうとエブの提案で
音楽をかけて雰囲気作り
客が、一斉に振り向くシーンも
ナイスアイデア 面白かったです。
3人のひとり 両親に突き離された
フレッドの優れた嗅覚を
発見したエブが
調香師になる事を薦めたり
最初は、頑固なおば様だと
思いましたが
相手を思いやる気持ちもあり
ラストは泣けるのでした。
念願の、交配に失敗して
ライバル社の買収契約書に
サインする寸前で
新人3人が、大事に育てた
自然交配でのバラが開花する
それをコンクールに出品すると
ライバル社を追い返すシーンには
晴やかな気持ちになれました。
その名も「イパネマの娘」
名曲が聴こえるかのよう・・
ラスト、
香水作りの為、パリへゆく
フレッドに
「花言葉」の本を贈るエブ
車に乗ったフレッドが
その、本に挟んである
押し花3種カード
それは、
カンパニュラ
「ありがとう」
青いパンジー
「あなたがいないと寂しい」
忘れな草
「私を忘れないで」
感動しました。
エンドロールで流れる曲
「La rose et l'armure」
Antoinu Elieの歌声もステキなの
エブを演じられた
カトリーヌ・フロさんは
クリスティの「奥様は名探偵」を
観て存じておりました。
人気のフランス女優さんですね。
バラの、気品と華やかさ美しさに
感動できる、人生再生物語。
CSで鑑賞
デコボコチーム
倒産寸前のバラ農園が再生を目指す話。
こういった再生の話は、めげずに懸命に頑張るすがたに勇気がもらえるので大好きな分類です。
また、農園の異質な新人との絡みも楽しめた要因。
ただ、もう一つ何かが欲しかった。
新人たちの掘り下げなのか、もう一つ何かがあればもっと評価はたかかったかも。
情緒的なバラの交雑と育成
存続の危機から脱出すべく、訳あり3人がそれなりに頑張るコメディ。
笑いの中にも奥深い花の育成が描かれていて”祖先種”なるものを思わず調べてしまった。
楽な作品のわりにとても興味深い内容ですっかり勉強になりました!。
僕の素敵なママン白いバラを贈るよ
題名から苦労の末に新品種を作るのかと思ったら、最初に盗みから入るなんてなんて事だ、犯罪映画だったのかと少し残念な気分で見ていたらあれよあれよという間によくある映画的展開。バラ園主の気持ちは今一つ解りかねたが、周りの人々の無理な話しにも付き合っていく涙ぐましい気持ちがとても良かった。煙草は嗅覚に良くないけどパイプならいいの?おフランスでもお墓には菊なのかー
癖の強い薔薇おばさん
タイトルからもバラ農園の話だと分かるがいきなりディーン・マーティンの「ブルー・レディに紅いバラ」で始まるベタなオープニングに笑ってしまう。
個性の強いバラ育成家のおばさん、イブ(カトリーヌ・フロ)と訳あって働きに来た孤独な青年フレッド(メラン・オメルタ)、花泥棒までさせてどうなるのかと冷や冷やしましたが次第に心の通い合う様を丁寧に描いています。ラストは名作「グッド・ウィル・ハンティング」を彷彿とさせますね。
イブの農園は火の車、再建に必死のイブに仲間たちは振り回されっぱなし、それでも皆、健気に支えます。
大きなバラ農園の若い経営者ラマルゼルをバラを商品としてしか見ていないと目の敵にしていますがそんなに悪役には思えません、むしろ希少種の苗を盗んだりとイブの方が質が悪いでしょう。交配した新種が失敗なのも神様のバチがあたったのでしょう。失敗だったからと言って苗を抜き捨てるイブは本当に花への愛情があるのか疑問に思える演出でした。
そんなイブにも善いところが一杯あるので農園の再建や健気に働く仲間たちを応援せずにはいられません。
感心したのは11月の万聖節、日本で言えばお彼岸のような死者を弔う記念日に季節外れの白いバラを墓地に売りに行くシーン、菊が定番なので見向きもされないがイブの機転で曲を流すとお客が殺到、曲はティノロッシの「白いバラ」、母親に白いバラを贈る息子の愛の唄だからベストフィット、冒頭の挿入歌といいピノー監督は歌の使い方がユニーク、エンドクレジットに「ママに捧ぐ」と出ますが監督の母親が映画の完成を待たず亡くなったと言うことでした。
ヒューマンドラマとしてはベタですがコメディ要素もあり愉しめます、何より本物のバラ育成家が監修にあたったという珍しいバラの花々が咲き乱れ目が癒されます。
不可ではないが
いたって普通で予想通りのストーリー展開。
まあバラ目当てで見てたから別にいいんですけど、
個人的に「アンナ・プルナ」出た!(ほんのちょっとだけど)ってとこが最高潮。
ちょっと驚くくらい”普通”で、不可ではないけど決して可ではない感じ。
バラ好きとしては、もっと品種のことについて深掘りしてくれると嬉しかったかなって。
古いスタイルでも映画は死なない
一時期イングリッシュローズを育てていた。
楽しかった。この映画を観てまたやってもいいかな?って思う。バラを育てるのはとても大変だけど、その花はほんとうに美しいい。何物にも代えがたいうつくしさです。
主演のカトリーヌ・フロは「大統領の料理人」の彼女です。
このタフさがすきです。年取ったら日本の男も女もこのくらい強くなったほうがいい。繊細さよりもね。普段なにげに観て何度もあきないいい映画だと思います。すこし涙もながします。
そういえば「大統領の料理人」もおなじです。
こころに勇気を与えてくれる映画です。
プロフェッショナルとして産業を支えるベテランの女性
本作は家業のバラ園を受け継いだベテランの域に達している経営者であるエヴと、バラ園の行方と、新しい担い手立ちの話だ。
エヴはいわゆる職人肌の親分さん。自分の腕に自信があり実績もある。でも経営者としてビジネスに抜きん出ているわけではない。若い女性が次の担い手になる話はよくあるが、この話はその時期をもう20年くらい前に過ぎてる話だ。バラ園はエヴの次の世代を必要としている。
現在の園芸産業のあり方と職人肌の親分と、人情話のスパイスも混じってほろりまでは行かないまでもほんわかする。
後経営者なんてフランス人でも料理しない人はしないのもいい。
人生に大きな薔薇を
倒産寸前のバラ園が社会復帰の人を雇いながら、奮闘するストーリーでした。
実際鑑賞したら、一度人生を失敗した人でも、やり直せるチャンスがあり、温かく見守ってくれる人が身近にいることを教えてもらいました。
雇われた1人の男性に、「あなたには才能がある。輝かかせることができる。でも才能と好みは違うから、いつでも帰ってくればいい。」と居場所を作って、温かく包んでくれるシーンにジーンときました。
仕事で失敗して、自分に自信がなくなって嫌になっても、周りには見守ってくれる人、信じていてくれる人がいることを大切にしていきたいと思いました。
人生は一度きり!美しい薔薇のように咲き誇る人生になるように過ごしていきたい。
予告に騙されるところだった
予告よりはっちゃけてて面白かった。
ただバラを育ててるだけのおとなしい主人公ではなく、人間味にあふれた主人公。芯のしっかりした相棒にバラと会社を愛して働いてくれるバイト達。
それぞれ悩みを抱えていても何度でもチャレンジしよう、諦めないでっていうメッセージが伝わりました。
フランス映画が、こんなにベタで良いんか?
再生/逆転/決別/リスタートものの、テンプレ設定と展開ですもん。破綻寸前のバラ園に、落ちこぼれ3人組。3人の奮闘と成長。心を通じ合せたトコロで奇跡の一発逆転。
もう、ストーリーそのものはベタもベタ。フランス的演出で、コテコテしてないだけですもん。ナデーシュが、足元に自然交配の新種を見つけるシーンとか、ヤッパリ来たにゃ、としか。最後の花言葉とか、するか?今時、こんな落とし方?などなど。赤面必死の素人っぽさ。
ただ、不思議と、これが地味に効くw
あまりのベタっぷりに多少、面食らってしまったけれど。
良かった。
結構なムネアツで。
マリー・プショーのキュートさに⭐︎も緩めになる、フランス映画の多彩ぶりを感じずにはおられない佳作どした!
好きだなぁ。こういう映画。
あぁ、フランスに行きたくなる。
【ローズメイカー 奇跡のバラ】関西は公開中
※以下、ネタバレあり
亡き父から受け継いだバラ園の女経営者。
経営が傾き、起死回生を狙って新種の開発に挑む。
そこで雇われたのは社会復帰更生中のワケありな3人。
・・・あきません、先が読めていてもやっぱり泣かされる(笑)
最後の、花言葉とかあきませんやん。
「ありがとう 」
「あなたがいないとさみしい」
「私を忘れないで」
よかったね、親に見捨てられ、チンピラになり悪いことばっかりしてたけど、人をまた信頼することができて。
才能をみつけてもらえて。未来の扉が開けた。
タフで決してめげない主人公が、私は好きです。
ちょっとキツいけど、表裏なく、飾らず正直だし。可愛いらしいとこもある。
いかにもフランス女性!って感じ。
まぁ脅してみんなに泥棒させるのはあかんけどw
フランス人は大企業に対してあまりいい思いがないと聞いて、とっちめたいのね、と少し納得。
この女優さんの「大統領の料理人」も好きでしたが、似てますよね、キャラが。笑
観終わって、ほっこりしました。
バラもお庭も畑もため息が出るほど美しい。
自分らしく思いっきり生きるって素晴らしい。
素人新人達のおかげ
フランス郊外で父が遺した小さなバラ園を継いだエヴ(カトリーヌ・フロ)だが、バラ園は目玉もなく倒産寸前で人を雇う余裕も無い状況だった。そのバラ園に、職業訓練所から3人の素人が派遣されてきたが、バラに関して何も知らない彼らは最初は手助けにならなかった。そんな中、エヴはライバル会社から貴重なバラを盗み世界初となる新種のバラの交配に挑戦した。さてどうなる、という話。
盗んだ「ライオン」から交配した新種のバラ開発が失敗して良かったというのが最初の感想。
もし上手くいってても新種のバラのルーツについて、説明が出来ない事になってただろうから。
エヴはフレッドにタバコ吸うなと言いながら、自分は煙管でタバコ吸ってるのはどういう事?って思った。
最後は素人だったナデージュのおかげで新種のバラを発表出来、賞も取ったみたいだから、素人新人達に感謝しかない。
エヴにとってはラッキーだったな、という感想。
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