「リバイス」セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記 ONAKAMAさんの映画レビュー(感想・評価)
リバイス
夏・冬の風物詩、普段は1人で映画を観ることが多いんですが、仮面ライダー・戦隊ヒーローシリーズは息の合う友人たちと鑑賞しに行きます。
まずは、スーパーヒーロー戦記の方から。夏映画特有の全員大集合です。夏映画は「〜Over Quartzer」以来なので前作といえどなんだか久しぶりです。今回は今までのヒーローとライダーの世界が混ざり合うという設定なのですが、いつも通り世界線を合流させるための基盤装置です。セイバーの世界観に合わせて本を軸にしたのはちょっとした工夫として良いなと思いました。
セイバーチームとゼンカイザーチームに分かれて仲間を見つけていくのですが、ライダーはゼロワン・ジオウと主人公ライダーが集結するのですが、戦隊はキラメイブルーとシンケングリーンなどなどという謎配役。そこまで活躍もしてなかったし、なぜレッドを呼ばなかったのか…製作陣のみぞ知る…
かなりハイテンポで物語は進むので、今回は人間ドラマは薄めです。個人的にはド派手なCGやアクションを見たいのでそこはとても良かったです。ライダーと戦隊ヒーローが総集結していくのは最高でした。背景の爆発といい、定番を続けてきたこのシリーズならではの魅力です。
ただ、戦闘シーンに全員分の活躍を見せたかったのは分かるんですが、ロゴが登場してヒーローたちが戦闘をするシーンがかなり見づらく、それで色々としょうがないとは思うのですが、声もかなり変更されているので、頭の中はパンパンです。更にここで仮面ライダーシリーズ次作のリバイスが出てくるのでここら辺で頭が爆発しました。Wライダーで尻尾を振りましてボスを撃破するという、今まで流れでは見たことのない、次回作ライダーが途中で登場するという流れ。かなり新鮮で面白かったです。ここからボスが最終形態になるのですが、ロボも暴れるわ、剣を振り回すわ、直角でライダーキックをするわで、ボスはボッコボコでした。ここまで存在感のないボスは久しぶりです。50年と45年を敵にしたらこうなるんだぞ!というのが身に染みました笑
今作はメタ発言が多く、「ライダーは似たようなものばかりを続けている」「既にオワコン」などといった言葉が発せられていましたが、「ここまで積み重ねてきた歴史がある」という発言(うろ覚え)がグッときました。やっぱりいつまでもこのシリーズを楽しめているのは長いバトンを繋いできてるからだよなぁと。
最後に1号と石ノ森章太郎先生が出会うシーンも、ifの世界線だからこそできて、ライダーファンとしてはとても冥利につける良い展開でした。セイバーお疲れ様!
と、なんだか短いなと思っていたのですが、そこから冒頭のプレゼントがやってきます。仮面ライダーリバイスの短編です。
今までの映画では、次回作ライダーはエンドロール後に取りこぼした敵を必殺技で倒すという展開でしたが、今作は23分の約1話分のお話です。これが面白かったけど、疲れた!リバイスの変身がスタンプだったり、メガロドンが変身フォームとしてあるし、バイスのテンションの高さも見ていて面白く、期待値がグワっと上がりました。ただ、ひとつの物語が終わった後にアニメ1話分が流れるので、満腹です。ヒーロー戦記と同時上映と告知してほしかったです。(サプライズ的なものなので仕方ないとは思いますが)
何はともあれ、仮面ライダーも新たな境地へ向かうということなので、これからも仮面ライダー・戦隊ヒーローと追いかけていきたいと思います!
鑑賞日 7/22
鑑賞時間 15:55〜17:45
座席 K-15