「これはちょっと、、何のための映画?」スペンサー ダイアナの決意 oliveさんの映画レビュー(感想・評価)
これはちょっと、、何のための映画?
英国好き・ダイアナ妃のファンなので鑑賞。
本作はほぼ全編、故ダイアナ妃と王室の確執(発端はチャールズ皇太子とカミラ夫人の不倫だが)が描かれているのだが、、日頃から被害妄想気味で、集合時間や食事の時間に遅れて皆を待たせる(何度も何度も執事達が呼びにくるのに)、お気に入りの衣装係じゃないと"1人で着る"と怒ったり、夜中に勝手に外出して立ち入り禁止状態の実家を見に行ったり、食事の時間に食べなかったから結局腹を空かして夜中勝手に冷蔵室に入って手当たり次第食い散らかしたり、銃声鳴り響くキジ狩りの場に乱入して息子2人を連れ帰ったり・・とダイアナ妃の子供じみたワガママっぷりをこれでもか、と言わんばかりに見せられ続けるので、「???何だ、これ?ダイアナ妃のディスり映画?」と感じた。果てはアン・ブーリンの亡霊まで登場してオカルト風に。何かもう「あ~、ダイアナさんて精神おかしかったんだ~」と世界中にお知らせしたいために作られた映画なのかと。。真実に基づいた"寓話"とのことなので、本作のどこまでが真実なのか不明だが、1997年8月31日に亡くなられて25年。もう故人の不名誉になる内容の映画はこれで最後にしてあげてほしい、と願う。
俳優さんの演技に問題は無いのだが、やはりご本人があまりに美しすぎて、どうしても比べてしまう。あの美貌と抜群のスタイルを再現するのは難しいだろう。
コメントする