「クリステン・スチュワートは美しく大音量の音楽が良い」スペンサー ダイアナの決意 たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
クリステン・スチュワートは美しく大音量の音楽が良い
チャールズと別居する前年のクリスマス3日間のダイアナを描いた「寓話」だそうで彼女はもうすでに精神的にぶっ壊れていて鬱で過食症で自傷癖がありどうしようもなくわがまま困ったちゃんで同情の余地が無く英王室VSダイアナという構図で見れば明らかに王室サイドに立った映画としか思えないのである。私は彼女と同世代でもちろんシンパシーを抱いておりチャールズがどんなにひどいやつであるかを重々承知しているのだが今というか後世にわたってこの映画だけを観た人が抱く印象はどうしてくれるの?王室に嫁いだことを自覚していないわがまま女の物語でチャールズとその母ちゃんが気の毒にさえ思えてしまう。歴史は常に作られ続けるものでありダイアナの置かれた状況を誰もが同情的に捉えているとの甘え共通認識の上に依って立ってこの映画を作ったとしたのであれば大間違いである。彼女がこの状況に追い込まれるに至った経緯を5分でいいから描いて見せなければ失格。中流階級が良かったケンタッキーを食べたいと言われてもねえ?ふざけんなよ。
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