「ファシズムとポピュリズム」アウシュヴィッツ・レポート Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ファシズムとポピュリズム
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スロバキア系ユダヤ人の2人がアウシュビッツ=ビルケナウから脱走し、赤十字に収容所の実態を訴える話。
アウシュビッツ=ビルケナウの9号棟で働く囚人が木材の下に潜伏し脱走する話と、彼等の行方を問われる囚人達という状況から始まって行く。
序盤で死体の山こそあったけど、ホロコーストの惨状をみせるシーンはもう1ヵ所ぐらい。
ホロコーストそのものをみせる訳ではなく、あくまでも脱走して証拠を公にして収容所を潰して貰いたい人達をみせていく展開だけれど、案外あっさり逃走が上手くいっちゃうし、助かるのは限られた極一部だし…。
赤十字職員とのやり取りのもどかしさと、そこがフリになってのエンドロールがメインという、ホロコーストすら切っ掛けにして訴え掛けている風刺は良かったけれど、随分長いフリだし、みたかったものとはちょっと違ったかな。
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