劇場公開日 2021年1月29日

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「資本主義に警鐘を鳴らす作品」プラットフォーム SF好きさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0資本主義に警鐘を鳴らす作品

2021年6月20日
iPhoneアプリから投稿

資本主義の本質を突いた作品。

上層は下層のことなど気にかけず、明日は我が身となる可能性があるにも関わらず、一時的な地位から得られる権利を最大限享受する。生きる為ではなく、権利があるから食べる。
そこに全体最適の概念を持ち込む者は、ただ搾取されるのみ。
下層が慢性的に貧困で、逃れる術は隣人からの強奪か自殺のみ。
皆が平等に恩恵を受けるための機構は備わっておらず、暴力に頼るしかない。
需要(穴に入る時に希望した食材)が満たされるのは、情報のごく僅かな人たちのみ。(エスカルゴの描写)
管理者は穴の危険性を理解していない。

SF好き