「ベトナム戦争の悲劇」ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ベトナム戦争の悲劇
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徴兵制で多くの若者が犠牲になり大儀無き戦争と反戦運動が高まり、米兵の虐殺行為の報道などでベトナム戦争、帰還兵への差別、冒涜は映画ランボーでも描かれたように酷かったらしい、本作でもPTSDに悩む帰還兵たちが多く登場する。
脚本・監督のトッド・ロビンソンが実在の米空軍のレスキュー隊員ウィリアム・H・ピッツェンバーガーの英雄的功績を知り映画化を試みたが50社以上に断られ実現までに18年を要したそうだ、事程左様にベトナム戦争の悪夢には触れたくないというのがアメリカ人の本音なのでしょう。ピッツェンバーガーの名誉勲章の再申請を巡り隠された軍部のマル秘作戦を暴くミステリー調なプロットですが映画の殆どは元軍人や家族へのインタビューでした、ロビンソン監督は、長年のベトナム戦争の軍人への屈辱を払拭したかったのでしょう。
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