「勲章の意味」ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
勲章の意味
勲章ってよくわからない、なんかいやだなと思っていて、それは、この映画を見た後でも変わりない。
この作品は、でも映画としてよくできていて、途中からずっと泣きながら見ていた。戦闘場面を挟みながら、ペンタゴンのエリートである主人公が、ピッツの両親や仲間を訪ね、話を聞き事実を明らかにし、主人公自身も変わるというストーリー。戦争ものは苦手だが、見応えがあり面白く良かった。
一方で、米国の「在郷(退役)軍人」や日本の「靖国神社に祀られている人達の遺族」が大きな発言権を持っていることを考える。この映画が、実話と全く関係ない作品であったら、と思った。
ピーター・フォンダはすぐ分かったし、プラマー(ハリウッド版のドラゴンタトゥーの女とナイブズアウト共に素敵だった)が品の良い父親役、見ることができて良かった。
エンディング・クレジットで、亡くなったピーター・フォンダの名前が特別に挙げられていた。「イージー・ライダー」の彼の遺作がベトナム戦争の兵士がテーマのこの映画なのか…と複雑な気持ちになった。
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