「核のごみとの永遠の戦い」地球で最も安全な場所を探して M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)
核のごみとの永遠の戦い
とてもよくできた映画である。廃棄物貯蔵問題専門家としても高名なチャールズ・マッコンビーの取り組みを追ったドキュメンタリー映画。10万年先にも安全な核のごみの処分地はどこにあるのか世界中を探索する。人が絶対入らない、地形が変化しない、水が入り込まない。そして、地域住民の合意。
戦後に原発が作られ、人類の歴史の長い歴史の中ではほんの少しの時間しか経っていない。その間に生み出された自然界にない多量の「核のごみ」。ほぼ永遠に閉じ込めることなんてできるのだろうか。
処分地を他国に求めるのか自国のみで確保できるのか。原発をこのまま続けることのツケの解決の糸口はまだ見えない。
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